「冒険訓「辛坊訓2」辛坊 治郎

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冒険訓 「辛坊訓2」

【私の評価】★★★☆☆(73点)


■「たかじんのそこまで言って委員会」で
 司会を務める辛坊さんの一冊。


 太平洋をヨットで横断しようとして
 クジラに衝突したときは、
 本当に死に直面していたとのこと。


 一度、死んだ人生ですから、
 テレビで言えないことを
 書いてしまおう!
 ということらしい。


・数年前、全国11の都道府県で、
 「最低賃金でフルタイムで働いたときの
 手取りよりも、いっさい働かずに
 生活保護を受給した場合のほうが
 手取り額が多い
」ってことが判明(p27)


■まず、日本の国家財政は、
 収入より支出のほうが多いので、
 いずれ破綻します。


 破綻すれば、
 収入を増やして、
 支出を減らす。


 増税して、
 医療の自己負担は増える、
 ということになります。


 破綻するかどうかではなく、
 いつ破綻するのか、
 ということでしょう。


・日本の75歳以上のいわゆる「後期高齢者」は
 1千500万人を超えているんです。
 この人たちの医療費は、
 平均でじつに年間90万円
にもなります・・
 15歳から45歳までの人が使う年間医療費は、
 平均で11万円(p33)


■それほどテレビで言えないこと
 はありませんでした。


 テレビでは本当のことを
 言ってはいけなのでしょうか。


 辛坊さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・20歳を過ぎると掛金を払っていたかどうかが
 運命の分かれ道になるんですね。
 学生の皆さんは、申請すれば保険料納付が
 猶予されます。未申請で保険料未納だと
 障害者年金が出ません。
 ぜひ覚えておいてください(p21)


・年金の支給開始年齢は徐々に70歳に向けて
 引き上げられ、掛金の支払いは65歳まで続き、
 第3号被保険者制度が廃止され、パートを
 含むほとんどすべての労働者が厚生年金の
 対象となって保険料が天引きされる
 ことになるでしょう(p66)


・バブル世代の女性のなかには、
 突然50歳近くになって子供を欲しいと
 思いはじめ、そこでやっと
 「卵子が老化するので、
 40代の自然妊娠はきわめて困難」
 という現実を突きつけられて、
 「そんなこと聞いてない!・・
 って絶叫する人が激増しているんです(p226)


・従軍慰安婦20万人説のきっかけとなったのは、
 1970年代に千田夏光という作家が書いた著書で、
 「約20万人の朝鮮人労働者が労務動員され、
 そのうち若くて未婚の5万~7万人が慰安婦にされた」
 という記述らしいんですね。ところがこの本自体が、
 「挺身隊」という工場労働者を「身を挺する」という
 語感から慰安婦と勘違いしたもので、この数字を
 後に朝鮮近代史研究家である宮田節子という人物が
 引用して、『朝鮮を知る辞典』という本の中で書いた
 ところから少しずつ誤解が広がっていった(p238)


・クリミア半島・・スターリンが
 タタール人全員を半島から追い出して、
 大量のロシア人を植民したんです。
 このやり方は中国が真似をして、
 少数民族の土地に漢民族を大量に送り込んで
 「民族浄化」するのに使っています(p296)


・親が遺言状で、相続の方針とともに
 財産目録を書いておいてくれるととても助かります。
 皆さん、今すぐ親に「遺言状と金融機関の
 口座一覧を残せ」って言ってやってください(p205)


冒険訓 「辛坊訓2」
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【私の評価】★★★☆☆(73点)



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■目次

はじめに 嵐の海から生還した「冒険失敗家」が考えた生かされた意味
1 税制・年金編―「100年安心プラン」の真っ赤っな嘘
2 偽装・冤罪編―倫理観が欠如した男と女
3 政治編―安倍政権の強行シナリオの是非
4 経済編―アベノミクスが日本に与える功罪
5 事件・社会編―国民に突きつけられた驚天動地の荒波
6 海外編―ならずもの国家とどうつき合うべきか
おわりに 日々のニュースの教訓が「もやい綱の結び目」になりますように




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