「日本人の知らない「クレムリン・メソッド」-世界を動かす11の原理」北野 幸伯

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日本人の知らない「クレムリン・メソッド」-世界を動かす11の原理

【私の評価】★★★★★(96点)


■『まぐまぐメルマガ大賞2014』
 ニュース・情報源
 第一位の
 北野さんの最新刊です。


 (第二位は、『一日一冊:人生の智恵』)


 北野さんは、
 以前からアメリカの没落を予想し、

 そして、本書では
 エネルギーの暴落を予想しています。


 的中しているんじゃないですか?!
 みなさん。


 このように予想が的中するのは、
 北野さんが大きな時代の流れ、
 そして、国際社会を動かす原理を
 理解しているからなのです。


・近い将来、「エネルギー価格」が下がり
 エネルギー資源国の経済が悪化する(p179)


■北野さんが国家を見るとき、
 国家のライフサイクルを考えます。


 日本、アメリカ、EUは成熟期であり、
 だんだんと衰退していく。


 それに対し、
 中国、インドは、成長期。


 アメリカと次を狙う中国が、
 衝突することは避けられないのです。


 二つ目の視点としては、国家は、
 国益のために戦っているということ。


 そして国益とは、「金儲け」と「安全」。


 さらに言えば、
 「金儲け」と「安全」に直結しているのが、
 エネルギーです。


・一国の影響力と国力を測る基準は「品格」ではない。
 それは、「金力」(経済力)と
 「腕力」(軍事力)である。(p50)


■戦いは、すでに始まっています。


 戦いには、情報戦争、経済戦争、実戦の
 3つがあり、
 今は、情報・経済戦争中ともいえる。


 なぜ、中韓は、日本の
 右傾化、慰安婦問題を批判するのか。


 なぜ、アメリカはTPPを推し進めるのか。


 すべては国益のためなのです。


・情報戦争・・・
 なぜ、中国や韓国は、日本に関する大ウソを、
 堂々と世界に流布することができるのだろう?・・・
 中韓の人々は「俺たちは戦争をしている」という
 明確な意識を持っていることを、 
 認識しなければなりません(p314)


■次の北野さんの予言は、
 米中の代理戦争がおこるということ。


 恐ろしいことですが、
 これまでの歴史を見れば、
 代理戦争が起こる確率は高いのです。


・近い将来、「米中覇権争奪戦争」は
 「代理戦争」という形で起こる・・
 すでに兆候はあります。
 ベトナムで、フィリピンで、日本で。(p79)


 多くの情報が流れる現代だからこそ、
 その情報をどう見るかが
 大事なのだと思いました。


 北野さん、
 良い本をありがとうございました。


─────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「真実」は、「言葉」ではなく「行動」に現れる・・
 アメリカは・・南ベトナムを支援していました。
 しかし、1973年に撤退します。
 その翌年の1974年1月、中国は、南沙諸島の
 南ベトナム実効支配地域に侵攻し、占領(p42)


・世界では、いまも戦争状態が続いている・・
 1 2001年~ ・・アフガン戦争
 2 2003~2011年 ・・イラク戦争
 3 2008年 ・・ロシアvsグルジア戦争
 4 2011年 ・・リビア戦争
 5 20014年 ・・ウクライナ内戦・・(p46)


・中国は、1950年のチベット侵攻から現在までに、
 虫も殺さぬチベット人を、120万人以上殺したと
 いわれています・・「平和を愛するチベット人」が
 虐殺されたのなら、「平和を愛する日本人」が
 殺されない理由はいったいなんでしょうか?(p140)


・いまの世界は、
 主役・・・・覇権国アメリカ。
 ライバル・・それに猛追する中国。
 準主役・・・米中の間で動く、
       日本、ロシア、EU主要国(p62)


・日本は、欧米との友好関係を維持しつつ、
 インドとの関係をますます緊密にしてく。・・・
 さらに、同じ親日国家ロシアとの関係も、
 良好に保つべきです(p127)


・大国は他の大国に勝ち、
 小国を支配するために小国を守る(p144)


・国が「成熟期」に入ると、
 「移民労働者の大量流入」問題が起こる・・
 移民による「暴動」・・
 「移民の犯罪率の高さ」(p106)


・EU総人口に占める割合は、18.9%。
 約五人に一人がイスラム教徒ということになります・・
 100年単位で見ると欧州がイスラム圏になる
 可能性はきわめて高いと思われます(p110)


日本人の知らない「クレムリン・メソッド」-世界を動かす11の原理
北野 幸伯
集英社インターナショナル
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【私の評価】★★★★★(96点)



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読んでいただきありがとうございました!


■目次

第1章 世界はある「原理」で動いている
第2章 世界は自国の「国益」で動いている
第3章 なぜ、世界の動きが見えないのか?


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