「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」金子 哲雄

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僕の死に方 エンディングダイアリー500日 (小学館文庫)

【私の評価】★★★★☆(87点)


■あの滑舌の悪い流通ジャーナリスト、
 金子 哲雄さんが亡くなりました。


 41歳でした。


 この本は、金子さんの半生、
 そして発病、臨終のときまでの記録です。


 まったく見事な
 死の記録と言えるでしょう。


・自分にとって「生きる」ということは
 最後の最後まで、引退せず、
 全力を尽くすことだ(p156)


■突然の肺カルチノイドの告知。


 腫瘍が気管を圧迫して
 いつ死んでもおかしくない。


 症例が少なく、
 治療法はない。


 そうした中、
 仕事をセーブしながらも、
 症状は悪化していきました。


 常に「これが最後かもしれない」

 こうした状態の仕事が続きました。


・毎回、「この仕事が最後かもしれない」と思って仕事に臨む。
 そう思うと、ますます全力で取り組むことができた。
 仕事ができる喜びを体いっぱいに享受することができた(p90)


■私も、「地上最強の商人」の成功の巻物で

 「今日が人生最後の日であると心得て生きる」、

 を読み上げてきました。


 しかし、本当に
 その心境となっているのか。


 その立場にならないと
 本当の心境には到達できないのでしょう。


 でも、私もいずれは死ぬ。


 その時まで、
 きっとメルマガ出してるだろうな。


 金子さんも最後まで仕事をしていました。


 あなたは、最後までしっかりやりました。
 ゆっくりお休みください。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・1秒でも長く、社会と関わっていたい。
 社会との関わりをなくした瞬間に病状が悪化し、
 そのまま死んでしまうのではないか。
 気持ちばかり焦るが、しかし体は言うことを聞かない(p109)


・父いわく「お土産っていうのは、同じものに決めたほうがいい
 それを見たら、その人を思い出すきっかけに
 なるようなものがいいんだ。それが仕事につながる」(p133)


・私の知り合いでランニングコストが高い女性と
 結婚した人はみんな不幸になっている。
 どんな奥さんと結婚するかで人生は変わる(p49)


・「咳、おつらかったでしょう」
 私の顔をじっと見て、患者の立場になって
 声をかけてくださったのだ。
 その瞬間、私は号泣していた(p84)


僕の死に方 エンディングダイアリー500日
金子 哲雄
小学館
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【私の評価】★★★★☆(87点)



■目次

第1章 流通ジャーナリストと名乗って
第2章 昼も夜も時間が足りない
第3章 発病。あふれてしまう涙
第4章 最後の仕事は死の準備


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