「「衝動買い」が止まらない!」金子 哲雄
2016/07/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(82点)
■「流通ジャーナリスト」として
テレビでおなじみだった
金子 哲雄さん。
4年前、41歳で
肺の病気で急逝されました。
この本は、最後の原稿を
まとめたマーケッティング本と
なっています。
・日本では江戸の昔から
「うなぎ屋は煙を食わせる」
といわれています(p48)
■物が売れないと言われる日本で、
いかに商品を売るのか。
物がいきわたっている現在、
良いものを出せば
売れるわけではないのです。
思わず買ってしまった、
という感じでないと、
人は買わないのですね。
・テレビ通販などでは、
盛んに「限定○○個限り」など、
視聴者の焦燥感と購買意欲を
あおる言葉を連発しています(p42)
■現代は、売れる仕掛けが
必要なのだと思いました。
会社としてそうした仕組みを
持っていると強いのですね。
金子さん、
良い本をありがとうございました。
───────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・調査会社によると、現代の日本は
計画的でない購買、つまり非計画購買が、
消費者の購買活動の70%以上を占めている
という調査結果が出ています(p12)
・私の持論 「人間は、元来、怠け者である。
考える必要のない状況に置かれることを
望んでいる。
・3万円のデジカメを売るよりも、
1000円のコードを売った方が、
利益が上がることもあるとか(p31)
・ハーレーダビッドソンを購入する人は、
間違いなく「ハーレーの似合う人」
になろうと努力します。
人がバイクを選ぶのではなく、
バイクが人を選ぶのです(p32)
・ドン・キホーテの例
細かな接客も少なく、
顧客への商品情報提示は「POP頼み」(p65)
・商品関連の陳列
ビールとポテトチップス
ワインとチーズ
ノートパソコンとパソコンケース
デジカメとUSBコード(p92)
・AKB総選挙
「(いろいろ批判はあるかもしれませんが)
私にとって、票数は"愛"です」(p124)
商業界
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【私の評価】★★★★☆(82点)
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■目次
はじめに―「需要創造」こそが不況脱出の鍵となる
序章・現代の買物は7割が衝動買い
第2章・需要を創造する売場をつくる
第3章・衝動買いマネジメントの上級店に学ぶ
第4章・需要創造マネジメントCASE STUDY
編集部あとがき―金子哲雄氏からのメッセージ―
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