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「童門式「超」時間活用法」童門 冬二

2011/05/06公開 更新
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童門式「超」時間活用法


【私の評価】★★★★☆(81点)


要約と感想レビュー

■月二十回の講演を行い、
 新作映画のほとんどを映画館で見て、
 連載が二十本、書き下ろしが常時多数・・・
 という童門 冬二さんの
 生活習慣を知ることのできる一冊です。


 まず、原稿については、
 午前五時から九時までの間に、
 テープレコーダーに吹き込んで、
 外注にワープロで打ってもらう。


 映画はストレス発散として、
 週末にオールナイトで見る。


 情報収集は、移動時間や、
 行き付けのレストランで
 夕食をとりながら。


・その頃の上司に、「一日中、机にへばりついてばかりいるな。一日に一度は、必ず街をグルリと回って来い」という人がいた。(p97)


■こうじた時間活用法だけでなく、
 私には童門さんの仕事への考え方のほうが
 参考になりました。


 それは責任者が現場を見る大切さであったり、
 講演会での話し方であったりするのですが、
 そうした「物事への認識」が、
 大切なのだと思います。


・かつて巧妙な話し手がいった、「三分間に一度は笑わせる」ということを話術の中にとり入れた。(p33)


■会社を辞められても、必要とされる
 仕事があるというのはいいなと
 感じました。


 童門さん、
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・街路樹の剪定・・・休みの日にか夜やればいいのに・・・「そういう仕事をしている人は悪くない。やらせている方が悪い。現場を知らないからだ。」と思っている・・・上司が実際に来て見なければ駄目だ。現場の人が可哀相だ(p115)


・本当に辞める気なら、今いる職場で、それこそ死んだ気になって自分の能力を発揮する方法を開発すべきだし、また職場に不条理が行なわれているならば、その改革に死力を尽くすべきだ(p220)


・野に遺賢なし・・・「能力のある者は、かならず目につく。したがって、どんな野に隠れていても、かならず発見され重くもちいられる。したがって野には遺賢はいない」という意味だ(p221)


・わたしは机の前に、一枚の色紙を置いている。それには、「おまえの敵はおまえ」と書いてある・・「自己変革をいやがる存在」のことである(p234)


・名大工といわれる人間は、木が好きだ・・・苗木の時から関心を持っている・・人間も同じではなかろうか(西岡常一)(p151)


・わたしはミステリーをよく読む。裁判ものが多い。裁判というのもまた、「人間問題の一角をみごとにえぐり取って、そこにふくまれる問題を我々に想起させてくれるドラマ」(p141)


・人情話がいい。そうなるとやはり故三遊亭円生や、故桂三木助あたりがお手本になる・・・流暢な古典落語家の話法を真似て歴史を語る(p36)


童門式「超」時間活用法
童門 冬二
中央公論社
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【私の評価】★★★★☆(81点)



著者経歴

 童門 冬二(どうもん ふゆじ)・・・1927年生まれ。東京都立大学事務長、東京都広報室課長、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。1979年作家となる。


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