「エジソン脳をつくる「脳活」読書術」西田 文郎

【私の評価】★★★☆☆（74点）

要約と感想レビュー

　読書という切り口で、西田流成功法を教えてくれる一冊です。

　人間というものは、読書によって現状→読書する→行動する→成果がでる、といった成長のプロセスを経るのですが、"行動する"ところが難しいのです。

　いくら良い本を読んでも、人間というものは簡単に変わらないのです。良い本を読めば、誰でも成功するなら、本を読む人がいなくなってしまうのに、いつまでたっても成功哲学本が売れ続けているのです。

・マイナス思考の人が本を読んだだけでプラス思考になれるのなら、今頃、世の中の人全員がプラス思考になって、書店は潰れているでしょう。（ｐ24）

　それがわかっていても、やはり読書はしなくてはなりません。直接、成功者の話を聞くことができればそれがベストですが、それは難しいことが多いですから、会えないなら、その人の本を読めばいいのです。本なら、亡くなった人でも、古代の人でも会うことができるのです。

　読書をすれば成功するわけではありませんが、読書をしなければ、成功の可能性は小さいものになってしまうでしょう。まだまだ言い足りないことがあるような感じの一冊でした。とにかく読んで、自分でマネできそうなことをやってみましょう。

　西田さん、良い本をありがとうございました。

この本で私が共感した名言

・エジソンに会いたければ、エジソンの本を読めばいい。（ｐ195）

・本を読んでいない人は、のめり込んで仕事をしていないため、本を読む必要性にすら気づいていない（ｐ46）

・世の中は、いいことを盗んで、すぐに自分のお客様に提供する、パクリのうまい人が成功しています。これを私は、「パクリの法則」と呼んでいます（ｐ48）

・もしあなたが、これから成功のために動こうと思えば、まず、あなたの本業まわりの本を膨大に読み込むことから始める必要があります。（ｐ213）

・読書は、情報を脳に送りこんでいるだけの作業です。それを生かすか殺すかは、あなたが、行動＝出力するかどうかにかかっています（ｐ33）

▼引用は下記の書籍からです。

【私の評価】★★★☆☆（74点）

目次

1.成功脳を作る「かもの法則」
2.感情を制御する「振り子の法則」
3.即行動に移せる「パクリの法則」
4.究極の成功法則「チョロいの法則」

著者経歴

　西田 文郎（にしだ　ふみお）・・・１９４９年生まれ。株式会社サンリ代表取締役会長。「強運開発」コンサルタント。これまで多くの経営者やアスリートたちを成功に導く。

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