「デキる上司」白潟 敏朗

デキる上司

【私の評価】★★★★★(91点)


●部下を持って最初の難関は、
 部下とのコミュニケーションでしょう。

 上司は部下が何を考えているのかわからない。
 部下は上司が何を考えているのかわからない。
 そうしたことが、起こりがちです。

 ・世の中にあるさまざまな「誤解」は、実は、「考えかたのちがい」
  というようりは、「会話の時間が足りない」ことに起因している(p45)


●これを解決するには、こまめに会話をする
 必要があるのですが、これは意識的に行う必要があります。

 この本では、公平に部下とのつきあうために、
 部下一人ひとりとの会話の頻度をシートに記録することを勧めています。

 ・部下とのつきあいの頻度を「自己診断シート」を使って
  チェックすることで自分自身で認識でき、自分から
  公平にしようと行動できる(p194)


●また、職場の一体感を高めるために、
 「オキテ」を作ることを推奨しています。

 あいさつ、身だしなみ、報連相・・・こうした基本的なオキテを
 みんなで作ることで、全員が基本ルールを守ろうという
 雰囲気つくりができるようです。

 ・上司と部下全員で「オキテ」をつくりましょう!・・・
  「ウチの部門で最低限守らないといけないルールってなんだろうね?」
  という質問に順番に答えていきましょう。・・・そのなかのベスト5!
  ・・・大きな模造紙に書いて壁にペタッと貼る-これだけです。(p204)


●このように、この本には上司の課題について、
 解決に役立つツール・手法が満載されています。

 精神論ではなく、方法論が示されているのが素晴らしいと思います。

 ・「ありがとうカード」・・・「リッツカールトン」でも、
  「ファオーストクラス・カード」という形で仲間に感謝を
  伝えるために行っている信頼性のある手法(p139)


●この本の手法の一つ、二つ実行するだけで、
 職場の雰囲気が変わることは間違いないでしょう。

 実際の職場で使える一冊です。★5つとしました。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・コツの発表・・・順番を決めて「うまく仕事をするコツ」を
  それぞれが発表すればいいんです。これならテーマ決めも
  下準備もまったくナッシングです。(p177)


 ・「ほめる4」対「しかる1」の、「4対1」が最も最適(p144)


 ・チョットの時間でもいいので、部下とたくさん会話をすること(p58)


▼引用は、この本からです。
デキる上司」白潟 敏朗、中経出版(2007/02)¥1,470
【私の評価】★★★★★(91点)


■著者紹介・・・白潟 敏朗(しらがた としろう)

 1964年生まれ。
 トーマツ イノベーション株式会社専務。コンサルティング本部長。


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■関連書評■
a. 「だから、部下がついてこない!」島津 良智
【私の評価】★★★★★


b. 「人を動かす鉄則」畠山 芳雄
【私の評価】★★★☆☆


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