「遊び心」大前 研一

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遊び心

【私の評価】★★☆☆☆


●なにかと活発に活動している大前研一氏の
 20年間前の著作です。


 大前研一氏の良いところは、現実を直視して、
 おかしいところは「おかしい」と
 言えることでしょう。


 ・日本とは?・・・利益団体や利権にべったりの政府。・・・
  アメリカ経済は破綻した、と人ごとのようにいうが、
  実は自分の国の経済のほうが国債漬けのひどい状況に
  なっているのに気づいていない国。(p17)


●MIT留学からマッキンゼー入社と
 欧米の一流の雰囲気のなかで叩き上げたことが、


 大前研一氏特有の、( 独自の考えを作り上げ、
 標準化して組織で活用していく )という仕事の仕方の
 基礎になったのかもしれません。


 ・いずれの名教授にも共通していたことがある。
  それは、「お前はどう考えるか?
  という質問をよく発するのである。
  「知りません」とか、「ちょっと調べてきます」
  などと言うものなら、大変なお叱りを受けるのだ・・・
  「お前はここをどこだと思っているのか?
  MITだぞ。世界に冠たるこの工学の殿堂で、
  オレたちが考え出さなかったら、
  誰が科学を進歩させるというのだ!」(p137)


●20年前とはいえ、国家予算の国債への依存体質や、
 郵便番号の問題など鋭く指摘しているところは、
 先見の明といえるでしょう。


 ・郵便番号・・・〒211反町34で拙宅に
  郵便物は届くはずなのである・・・
  私のところは神奈川県、神奈川区と
  神奈川を二度も書く必要があり
  いつもこの不合理にイライラしていた(p114)


●大前研一氏は、20年前も
 大前研一だったとわかりました。


 ★2つとします。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・日立をやめるときに、当時の副工場長だった嶋井澄さんが、
  「どうせやるなら日本一のコンサルタントになれ」と言われたのが
  心に残り、とにかくガンバラなくっちゃと自己研鑽に励んだ。(p93)


 ・わずか四月から七月までの四か月間で、私の息子は「ああ、日本人!」
  という感嘆詞がでるほど鋳型にはめられてしまった。「夏休みぐらい
  は大いに遊ぼう」という私の誘いに「ダメだよ。宿題があるから」
  という答えが返ってきたときには、私は自分の耳を疑った。(p155)


 ・2000cc以上だと税金が高くなる。幅が1.7メートル以上
  だと大型車となり、三ナンバーの登録が必要である。・・・
  その昔外国の車を締め出すのに無理に考えた苦肉の策なのだ。(p241)


▼引用は、この本からです。

【私の評価】★★☆☆☆



■著者紹介・・・大前 研一(おおまえ けんいち)

 1943年生まれ。早稲田大学理工学部、東京工業大学大学院、
 マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を得る。
 1970年から日立製作所原子力開発部勤務。
 1972年からマッキンゼー社入社。79年日本支社長。
 1992年「平成維新の会」設立。
 1996年「アタッカーズ・ビジネス・スクール」開設。


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