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「いちばん大切な生き方 <ひとり>になって、見えてくることわかること」川北 義則

2006/07/27公開 更新
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いちばん大切な生き方 <ひとり>になって、見えてくることわかること


【私の評価】★★★☆☆(75点)


要約と感想レビュー

 人間の寿命が延びてくると、ひとりで生きていく時間が増えてくるようになりました。たとえば、子どもが独り立ちした家庭では、新婚時代と同じように夫婦二人生活となり、一人が先立てば、自然とひとりで生きていくこととなります。


 そのように、ひとりで生きていく時間が増えたのならば、その時間をうまく生きていく準備が必要なのでしょう。本書はそうしたひとりで生きていくためのヒントを与えてくれる一冊です。


・人生を一人愉しむには「趣味をもつのが一番」という人がいる。だが、私は趣味よりも道楽をもつほうがいいと思う。(p136)


 家族と仕事の生活から、突然ひとりでの生活になれば、人間だれしも戸惑うものでしょう。今の時代はこうした本を必要としているのかもしれません。


 どうやって充実した人生を生きていくかというヒントが多く含まれる一冊でした。人生70年の著者の知恵を学びましょう。★3つとします。


この本で私が共感した名言

・旅とは「目的地に着く」ことではな。ゲーテは「人が旅をするのは、到着するためではなく、旅行をするためである」といっているが、まさにその通りなのである。(p158)


・若い人たちがよくいう<自分探し>という言葉を、私は好まない。経験に乏しい若者が見つける自分など、いずれたいしたものではないはず。そんなことをいってる暇があったら、どんな世界でもいいから積極的に飛び込んでいって、経験を積んだほうが余程ましだと思う。(p16)


・人から評価されることも大切だが、自分で評価できない自分では、人は決して満足しない。(p39)


・「新しい料理の発見は、新しい星の発見よりも、はるかに人を幸福にする」(サヴァラン)という名言もある。(p119)


・名言辞典をひらいて「財産」の項目をみていただくといい。「金を遺すな」という類の言葉がいっぱいあるはずだ。
 ・身死して財残ることは、知者のせざるところない(吉田兼好)
 ・一世の富は、身後に恥多し(滝沢馬琴)
 ・財産は甘き毒に似たり(無住)


▼引用は、この本からです。
いちばん大切な生き方 <ひとり>になって、見えてくることわかること


目次

第1章 人は一人で生きていく
第2章 自分の人生は自分で描く
第3章 一人を愉しむ生き方・考え方
第4章 旅と酒と本を友としよう
第5章 人生の味わい方


【私の評価】★★★☆☆(75点)



著者経歴

 川北 義則(かわきたよしのり)・・・ 1935年大阪生まれ。1958年慶応義塾大学経済学部卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。文化部長、出版部長を歴任後、1977年に日本クリエート社を設立。現在、出版プロデューサー、生活経済評論家として新聞、雑誌などに執筆、講演活動を行っている。


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