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「社長の帝王学」井原 隆一

2003/09/02公開 更新
本のソムリエ
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【私の評価】★★★★★(96点)


要約と感想レビュー

「君にも必ず退職ということが来る。退職後、現役時代より収入が減るようだったら、現職中怠けていたと思え。」これは三十代に言われたことである。
社長の帝王学」井原 隆一


サラリーマンの心がまえとして、自分はひとつの会社であるということを前に書いたことがあります。つまり、同僚も上司もお得意様ということです。そうすると、給与とは自分という個人事業者に対して支払われる報酬ということになります。


そう考えると、事業を発展させるためには仕事を正確に早く、さらに新規事業を起こしていく必要があります。仕事をもらうために営業にも出なくてはなりません。そうして個人事業が発展していけば、「今日の名言」のように退職したり、会社が倒産したりしたとしても、そう収入が減ることはないのです。そう思いませんか。


座右の書が一冊増えました。「社長の帝王学」といっても井原さんは雇われ社長、つまりこの本はサラリーマンのための本なのです。学んだ智恵と自らの経験が一冊になっています。ぜひ、お薦めします。


高いので中古も探しましょう。でも1万円の価値はあります。この本で共感したところは山のようにありますが一部ご紹介します。


この本で私が共感した名言

・人生とは準備である


・とかく部下に何かを体験させようとするとき温情が先立つものであるが、これはかえって情のない仕打ちとなる。言い換えれば部下の将来に苦を与えることになる。


・他のセイにして己の非力をカバーしようとするタイプは組織内からはずすことである。


・社長が忙しく走り回っていることは勤勉な社長のようであるが、多くはやらなくてもよいことで自分を忙しくしているに過ぎない。


▼引用は下記の書籍からです。


【私の評価】★★★★★(96点)


目次

第1章 社長の条件
第2章 社長の姿勢
第3章 社長の任務
第4章 果断の勇
第5章 時勢洞察
第6章 社長の統率力
第7章 社長の財務



著者経歴

井原 隆一(いはら りゅういち)・・・1910年生まれ。14歳で埼玉銀行に入行。20歳で父親の莫大な借金を背負い、銀行から帰ると家業をこなし、寝る間も惜しんで借金完済。その間、並はずれた向学心から独学で法律、経済、経営、宗教、歴史を修めた。最年少で課長に抜擢される。証券課長時代にはスターリン暴落を予測し、直前に保有株式証券をすべて整理。 経理部長時代には日本で初めてコンピューターによるオンラインを導入する。各部長、常務、専務を歴任。1970年、大赤字と労働争議で危地に陥った日本光電工業に入り、独自の再建策を打ち出し短期間に大幅黒字無借金の超優良会社に甦らせる。その後も数々の企業再建に尽力。名経営者としての評判が高い。2009年2月、老衰のため自宅にて逝去、99歳


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