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「一流役員が実践してきた 入社1年目から「できる人になる」43の考え方」安田 正

2022/06/30公開 更新
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「一流役員が実践してきた 入社1年目から「できる人になる」43の考え方」安田 正


【私の評価】★★★★☆(81点)


要約と感想レビュー

プロにならなくてはならない

「同期で一番に出世するためには」と、いきなりギラギラした表現で著者が教えるのは、会社員はプロを目指せということです。雑用係なら雑用のプロ。先輩だったら先輩のプロ。課長なら課長のプロ。会社員は、会社員のプロにならなくてはならないのです。


特に人間関係については、いろいろな職場で、いろいろな人と出会うことになりますので、人間関係のプロにならなくてはなりません。改善好きの上司もいれば、安全第一の何もしない上司もいるでしょう。高圧的でブルドーザーのように多くの部下を潰してきた上司もいるでしょう。そうした人間動物園の中であなたは敵を作らず、できれば味方を増やして出世していかなくてはならないのです。


「苦手な人に好かれる技術」・・・洞察力です(p23)

人生まるごと真似できそうな人を探せ

印象的だったのは、目次が洗練されているので、目次をを読むだけで、十分理解できるということです。


仕事の基本を学ぶなら、新聞も雑誌も「読まずに検索」しろ、60分前出社を習慣づける、「あれ、どうなった?」と言わせるな。これだけできれば、十分ではないでしょうか。


将来のキャリアを考えるなら、人生まるごと真似できそうな人を探せ、5年先の目標を立てろ、学ぶことがなくなったら会社を「卒業」せよ。これは真似してみたいことですね。


目次を読みながら、まだまだ改善できそうなところがあると思いました。ちなみに今朝は、寝起きでシャワーを浴びて、スーツを着てみました。すっきりして気持ちいいのです。


朝起きたら真っ先にシャワーを浴び、そのままスーツを着てみてください(p36)

自分のスタイルを作っていく

昔はこうした本をよく読んだものだと思いつつ、会社員は仕事の能力も大事だし、人間関係もうまくやっていかなければならない宿命を持っています。人間関係を面倒くさいと思うのか、それとも面白いと考えるのか、人それぞれだと思いますが、人間関係から逃げることはできませんので、自分の得手不得手も考えつつ自分のスタイルを作っていきたいものです。


私の母は「負けるが勝ち」とよく言っていましたが、それが正しいこともありますし、負けるとわかっていても主張すべきは主張することがあっても良いとも思います。その場、その場で判断したいものです。


入社1年目の人には要求レベルが高いと思いますが、会社員なら読んで損のない内容でしたので、★4とします。安田さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・苦手な人に遭遇したら、あなたが心を閉ざすのではなく、むしろ相手を理解する努力をしてみてください・・・対人スキルを磨く良い練習相手(p25)


・ビジネスシーンで宗教や政治の話は絶対にしてはいけません(p49)


・最低限こなすべき仕事量を見る・・・目標を明確にして、前向きな姿勢になるためのもの(p65)


・退職後の次のステップだけは明確に決めておくことが大切です(p157)


▼引用は、この本からです
「一流役員が実践してきた 入社1年目から「できる人になる」43の考え方」安田 正
安田 正 、ワニブックス


【私の評価】★★★★☆(81点)


目次

01 学生時代より睡眠時間を3時間削れ
02 雑用係のプロを目指せ
03 苦手な人にこそ好かれろ
04 定食メニューを決めるときでも仮説を立てろ
05 新聞も雑誌も「読まずに検索」しろ
06 スーツを着てから朝ごはんを食べろ
07 英語より日本語の勉強に力を入れよ
08 残業中でも気持ちとネクタイはゆるめるな
09 ビジネスの暗黙のルールを学べ
10 「あれ、どうなった?」と言わせるな
11 感謝の気持ちはすぐ「声」に出せ
12 今日食べたもので20年後の姿が決まると心得よ
13 最低限こなすべき仕事量を「数値化」せよ
14 解決できる悩み方をしろ
15 自分の強みを一つだけアピールせよ
16 最新ビジネス支援アプリを使いこなせ
17 「素直さ」=「愚かさ」でもあると知る
18 愚痴を言う先輩とは飲みに行くな
19 60分前出社を習慣づける
20 入社2年目には新入社員の指導を買って出よ
21 1週間、海外へ放浪の旅に出よ
22 人生まるごと真似できそうな人を探せ
23 ダメ出しの一番厳しい上司の下で働け
24 5年先の目標を立てろ
25 ブラック企業でもいいので正社員になれ
26 中身がないうちは外身で勝負せよ
27 学ぶことがなくなったら会社を「卒業」せよ
28 オヤジギャグを受け流すな
29 一日の時間配分をデータ化せよ
30 完璧な英語を目指すな
31 今すぐ「レクサス」を試乗しろ
32 結果よりプロセスに喜びを見出せ
33 マンガを捨て、毎週2冊の本を読め
34 休日こそきっちり行動計画を立てよ
35 "天職"を探す旅に出るな
36 あえて生保レディの話を聞いてみる
37 名刺交換不要な出会いを見つけよ
38 朝の鏡チェックに時間を費やせ
39 点滴が必要になるまで働いてみる
40 出張先でまずは美術館に寄れ
41 異性を口説くテクニックを磨け
42 メニューのない寿司屋に通い続けよ
43 社外でアピールせず社内で実績を積め



著者経歴

安田 正(やすだ ただし)・・・1953年8月6日生まれ、宮城県出身。1976~1977年英国留学。1978年神奈川大学外国語学部英語英文学科卒業。株式会社兼松パーソネルサービス・国際化事業部長を経て、1990年企業向け語学研修機関、株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ設立。現在、代表取締役、早稲田大学グローバルエデュケーションセンター客員教授。


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