「一流役員が実践している仕事の哲学」安田 正
2016/04/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
要約と感想レビュー
コンサルタントが見た社会人で出世する人と、出世しない人の特徴です。思ったよりその差は、小さいらしいのです。その小さな差が、習慣として積み重なると結果として大きな差となるということなのでしょう。
・差は紙一重です。(p6)
偉くなる人は、当たり前のことを当たり前にやっている人です。
礼儀、姿勢、服装、体調管理、整理整頓、気配り、趣味・・・なんだ、そんなことか・・という人に限って、実践できているのか、自分を振り返ってみる必要があるのでしょう。
・お礼・・ごちそうしてもらった次の日、部長でも、80%の人がお礼を言わない役員は、100%朝7時にお礼メールが来る(p28)
出世するのが良いのかどうかの議論はあると思います。ただ、一度きりの人生で仕事に打ち込むのであれば、より良い仕事をしたいものです。良い仕事の結果、出世するのでしょう。安田さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・メールの返信・・部長は、空いた時間にまとめて返す・・役員は、3分以内に返信する(p16)
・接待をする時、・・部長はミシュラン掲載のお店・・役員は、「行きつけ」の5軒から選ぶ(p34)
・「お酒をつぐ」というシンプルな行動の中に、実は非常に複雑な気配りのコツがたくさん含まれている(p49)
・憧れ・・二流は優秀な人に憧れる・・ 一流は、師を仰ぎ、師を越えようとする(p126)
・出世している人の机は、新品のように美しい(p144)
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
目次
第1章 平社員と部長と役員の違い
第2章 三流の仕事 二流の仕事 一流の仕毎
第3章 平社員で 終わる人 部長止まりの人 役員まで行く人
著者経歴
安田 正(やすだ ただし)・・・1953年8月6日生まれ、宮城県出身。1976~1977年英国留学。1978年神奈川大学外国語学部英語英文学科卒業。株式会社兼松パーソネルサービス・国際化事業部長を経て、1990年企業向け語学研修機関、株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ設立。現在、代表取締役、早稲田大学グローバルエデュケーションセンター客員教授。
読んでいただきありがとうございました!
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