「やってみてわかった成功法則完全実践ガイド」高田晋一
2020/11/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(87点)
要約と感想レビュー
自分の得意なこを把握
リサーチ会社で10年間会社員を経験し、成功している人を横目で見なら著者は成功法則を研究しはじめました。自分はこんなに努力してきたのに、学校では成功のための方法をまったく教えてくれなかった。であれば、自分で調べよう。著者はリサーチするのは得意だったのです。この本では47冊の成功哲学本からその共通点を分析していきます。
この本を読んで、やはり成功法則は確立されていると思いました。それぞれの書籍はさまざまな切り口から成功法則を説明していますが、その原則は変わらないのです。自分の心の底からやりたいことは何なのか、自分の得意なことは何なのか把握することがスタートとなります。自分を知るということが基本であり、常に最も難しいことなのです。
そして著者は、毎日自分の願望を声に出して読んだという。すると願望に含まれる「作家になる」ということが、当然のことのように思えてきて、「まだ作家になっていない現状」にストレスを感じるようになったというのです。そうなれば、作家に向けて行動しやすくなるということなのでしょう。
自分の才能を見分ける8つのチェックリスト・・『ゴール 最速で成果が上がる21ステップ』に出てくる分析手法を見ていきましょう(p66)
落ち込んだらどうするか
興味深かったのは、落ち込んだときにどう立ち上がるのかという方法です。まずは自分の感じたことをそのまま吐き出す許可(Permission)を与えという。次に「失敗」を「成長した場」として捉え直し、状況を転換(Reconstruction)します。そして最後に、より広い視点(Perspective)から問題を眺めて、心配や落胆を小さくするという。
また、カーネギーの『道は開ける』に書いてある「悩んでいることを書き出す」方法や、「一日の中で生きる」方法も紹介されています。人間がどうすれば落ち込んだときに、一歩を踏み出せるのかは方法が確立しているのです。
「悩みの9割を追い払う方法」・・・「①悩んでいる事柄を詳しく書き出す」「②それについて自分にできることを書き記す」「③どうするかを決断する」(p214)
成功法則を活用する
落ち込んだときに立ち上がる方法までカバーされており、よくまとまっていると思いました。著者はこの成功法則を応用し、会社員から独立して成功データ研究所を設立しました。書籍を書いて出版することもできたのです。
自らの人生を実験台として着実に行動しているところが説得力をもたせています。高田さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・マイクロ目標・・・確実に続けられて、無理のない目標にする(p182)
・具体的(Specific)、測定可能(Measurable)、実行可能(Actionable)、意義や目的に則している(Relevant)、期限が明確(Timely)な計画を立てる(p175)
・あなたが人生で学んだ最も大切なこと(子供たちに伝えたいこと)を3つ挙げてください。また、その理由を挙げてください(p73)
▼引用は、この本からです
高田晋一、ディスカヴァー・トゥエンティワン
【私の評価】★★★★☆(87点)
目次
第1章 「成功する」にはどうすればいいのか?
第2章 「やりたいことを見つける」にはどうすればいいのか?
第3章 「夢をかなえる」にはどうすればいいのか?
第4章 「目標を達成する」にはどうすればいいのか?
第5章 「悩みを解決する」にはどうすればいいのか?
第6章 「折れない心を持つ」にはどうすればいいのか?
著者経歴
高田晋一(たかた しんいち)・・・(株)成功データ研究所代表取締役。作家。データアナリスト。早稲田大学第一文学部卒業、英国国立ウェールズ大学経営大学院修士取得。電通グループ各社で10年以上、リサーチ・ディレクターとして市場調査やデータ分析を担当。成功哲学に関する研究をライフワークとし、これまでに1000冊以上の文献やデータを調査・分析して、独自の成功理論を確立。その後独立して「(株)成功データ研究所」を設立し、これまでの研究結果を書籍やセミナー、雑誌やWEBの記事などを通じて発表している
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