「No.1ホストが教える心をつかむ気づかい」信長
2020/03/19公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(87点)
要約と感想レビュー
目の前のお客様に関心を持つ
10年以上ホスト業界で実績を出してきた著者が教える気づかいのコツです。著者はもともと気づかいは苦手で、典型的な三流ホストであったという。著者は先輩や書籍に学び、三流から二流、一流へと自分を成長させていったのです。
お客様との初対面では、「何に興味を持っているだろう」と目の前のお客様に関心を持つことがコツだという。そうすれば、仕事は何だろう、お子さんはいるのだろうか、などと質問が出てくるのです。話題探しするときに、三流は「最近どう?」、二流は「趣味って何?」、一流は「暇なとき何してる?」と聞くのだという。
つまり、お客様のプライベートを知ることが大事なのです。共通点があれば、さらに良いでしょう。プライベートの活動を知ってもらって、プラスのリアクションを受けたら誰でも嬉しくなるのです。
一流は全身で激しく同意する・・・自分を殺し、相手を気持ちよく「調子に乗らせる」・・一流のイメージはひな壇のお笑い芸人・・・MCがボケると椅子から転げ落ちたり、前に出てきてツッコミを入れたり・・(p57)
会話をどう盛り上げるのか
そして次のハードルは、お客様との会話をどう盛り上げるのかということです。そして相手から話題を引き出したら、三流は「それ本当?」、二流は「それいいね!」、一流は「それ教えて!」と盛り上げるのだという。
そしてお客様が興味を持つものに、自分も興味を持って聞いてあげるのです。質問する。メモするのです。さらにはメモをデータベースにして、次に来店したときに前回盛り上がった話題を出すのが「気づかい」なのです。
だれでも「言葉をメモ」されれば、気持ちよく話したくなるのです。著者はそうしてノートに書いたことを、まとめて整理して、復習して、お客様にフィードバックして、数えきれないくらいのいいことがあったという。
【あいづち力】三流は「なるほど」、二流は「勉強になります」、一流はメモを取る(p129)
目の前のお客様に関心を持つ
ホストという実力の世界で実績を出している人は、すごいと思いました。お客様の話をメモする。手書きのメッセージをつける。お礼メールは当日と翌日。こうした成功のコツを教えてもらっても、それを実行できるのかどうか。そこで差が出るのでしょう。
再び相手を会う前にはノートに目を通し、必ず「先日は○○とおっしゃっていましたが」などと、さりげなく前回の言葉を引用するのがプロなのです。信長さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・ビジネスでも合コンでも、グループの中で「一度も話せなかった・・」という人をつくらないのが一流です(p72)
・好かれるかどうかの決め手は、いかに相手から「自慢」と「グチ」を引き出すか。この二つは誰もが話したい話題です(p81)
・私は、お客様からさまざまなプレゼントをいただきました・・・今でも記憶に残り、私を励ましてくれるのは、数々の「メッセージ」です・・実際、私はお客様からもらったメッセージは、今もすべて取ってあります(p173)
・【お礼メール】三流は忘れる、二流は当日中に、一流は翌日も(p201)
・【謙虚さ】三流は尊大、二流は上司やお客様の前で謙虚、一流は同僚の前でも謙虚(p43)
【私の評価】★★★★☆(87点)
目次
第1章 初対面の5分で「心をつかめるか」で決まる
第2章 次の15分、あなたはふるいにかけられる
第3章 一流のホストは「口の気づかい」で差を生む
第4章 ルックスとは他人への気づかいにほかならない
第5章 No.1からオンリー1へ! 真の一流に成り上がろう
著者経歴
信長(のぶなが)・・・作家、出版社代表、作家業のかたわら出版希望者へ向けた著者養成スクールを主宰。元歌舞伎町No.1ホスト。1979年生まれ、早稲田大学教育学部卒業。学生時代から家庭教師、塾講師の傍ら、ホストの道に入る。入店4か月目で初めての指名を取った直後にNo.1を達成。以後、10年以上も一流のNo.1ホストとして君臨し続けた。
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