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「あなたの会社は部長がつぶす!」山田修

(2020年3月12日)|

【私の評価】★★★★★(92点)


■中小企業6社の経営再建を成功させた
 企業再生請負人と言われる著者の
 やり方です。


 著者はヘッドハンティングされて
 業績不振の会社を短期間に
 立て直してきました。


 その方法は、まず社員に話を
 聞くということです。


 この面談によって問題を把握し、
 志のある社員を見極めるのです。


・「管理職を対象にした個別面談と、その他の社員についてはグループ面談を始めます・・各部署の業務内容の再把握、再点検を行い、関連して業務に関する意見を聞きたい」と、事前に通知をするのです(p59)


■印象的であったのは、
 業績不振の会社だけあって
 経営幹部については一掃すべきと
 断言していることです。


 経営幹部はこれまで会社を
 支えてきた実績と経験があるわけで
 改革の反対勢力になってしまうからです。


 ただし、こうした経営幹部一掃は
 ひとりでやらずに「同志幹部」を
 一人選ぶのだという。


 古い幹部の中の一人だけ志のある人と
 一緒に組織と仕事のやり方を
 変えていくというわけです。


・古い幹部たちは一掃するべきである・・・新しいやり方には抵抗があることが多いのです。結果として新しい施策を受け入れることになるとしても、それらの新しい施策を現在のものと比較吟味することに執着するはずです(p85)


■業績の悪い会社ばかりですから、
 2,3割のリストラが避けられない
 ケースが多いようです。


 仕事を変える、組織を変える、
 人を変えることで業績が
 変わるのですから
 組織とは不思議なものです。


 プロ経営者という分野が
 日本でも増えていくのかもしれないと
 思いながら読ませていただきました。


 山田さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・私が会社に着任したときにまずやることは、「社員に会社の説明をしてもらう」ということです・・・社員が見えていること、感じていることを理解する必要があるのです(p33)


・この面談には・・・志のある管理職を発見するという目的もある(p60)


・「上司との仕事のやり方で、こんな具合にすればもっとスムーズにいくのに、あるいはうまくいくのにということがあればいってくれ」・・・「会社のビジネス上の最大の問題点は何だと思う?」「何かビジネスをもってうまくやるために、何でもよいから思うことがあればいってくれ」という質問で相手からの意見を積極的に求めるのです(p69)


・「自分の業務で困っている点を三つ挙げてほしい。それから、できればこうしたらいいんじゃないかということもいえればいってくれ」・・順番に話させるのが望ましいでしょう(p)


・マネジメントチームの再編に臨む前に、ひとりだけ「同志幹部」というものを選びます・・・この人とこの会社を立て直そうという人、唯一無二のパートナーです(p92)


・マネジメントチームの構成員には、そのリーダーシップのスタイルにできればバラエティを富ませろ・・・正直、率直という点で信頼できること、そしてできれば自分がその人を個人の人間として尊敬できること(p114)


・経営再建のための組織再構成は、まず、「現有勢力の半分で仮想組織を組んでみる」・・3割減らすくらいの覚悟を持って改革をする必要がある(p139)


・「スタッフミニマムの原則」・・「階層ミニマムの原則」・・管理職は課長と部長くらいにするべきです(p142)


・組織を発展させ、人材を育てていくということは、例外を作り、特別扱いすることなのです。「あいつには社長が肩入れしている」と、全社員が知ってしまうのが正しいことなのです(p158)


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山田修、フォレスト出版


【私の評価】★★★★★(92点)


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■目次

プロローグ 社長はひとりでは何もできない!
第1章 問題はすべてコミュニケーションにある!
第2章 ルート・コーズを引き出せ!
第3章 本当にヤバくなる前にやるべきこと
第4章 モノ・カネがなくても勝てる組織作り
第5章 うまいフォローが進化する組織を作る
第6章 『企業はヒトなり』ではない!
終章 50日で変わる!繁栄の黄金律プログラム


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