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「潜在能力を最高に引き出す法: ビッグ・ポテンシャル 人を成功させ、自分の利益も最大にする5つの種」ショーン・エイカー

2020/03/14公開 更新
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「潜在能力を最高に引き出す法: ビッグ・ポテンシャル 人を成功させ、自分の利益も最大にする5つの種」ショーン・エイカー


【私の評価】★★★★☆(81点)


要約と感想レビュー

チームとして人間関係が大切

著者は米国ハーバード大学で、幸福と成功の法則について研究しているという。面白いのは成功するためには優秀な人を集めるだけでなく、チームとして人間関係をよくしたほうが幸せと成功に近いということです。


著者が成功したリーダーたちを研究したとき、それらのリーダーたちが最初にしたことは、よいメンバーを選ぶことだったのです。リーダーの仕事がうまくいくかどうかは、メンバー次第だからです。チームの人材には多様性があるほどよい結果を引き寄せていたという。


成功は、個人の持つ創造性、頭のよさ、やる気などよりも、むしろ「最良適合」つまりどのくらいうまく周囲の人とつながりを持ち、他者に貢献でき、そこから恩恵を得られるかにかかっている(p20)

チームとして成功する

よいリーダーは、成功に貢献した人々を褒めますが、偉大なリーダーは、人を褒めるだけではなく「褒め手」を育成するという。つまり、成績がよい社員だけ褒めると、嫉妬や不健全な競争が起きるリスクがあり、時にチームの雰囲気、信頼関係が悪化することがあるというのです。


チームとして成功するためには、自分も成功し、人を成功させることが大事になります。一人のエースだけが褒められるよりもチームとして成果を出していくことがより幸せと成功に近づくのです。


逆にうまくいかないチームは、エネルギーを吸い取る人が存在しているという。職場における不安のほぼ90%は、わずか5%のエネルギーを吸い取る人々が生み出しているというのです。


今私は、息子にわが父のようになってほしいと思っている。自分が幸せになるだけではなく、周りの人を幸せにできる人間になってほしい・・・周りの人の創造性を高められる人になってほしい・・人を成功に導く人になってほしい・・・周りにいる人たちを明るく輝かせる人になってほしい(p65)

優秀であることより人間関係

実は著者は一時うつになってしまいました。著者はハーバードに行くほど優秀で、その「成功者のイメージ」に縛られて誰にも相談できなかったという。「助けが必要な人間」だと認めるのは、怖くもあり屈辱でもあったのです。


どうにもならなくなって著者がうつ病なのだと相談したところ、周囲の人はすぐに対応してくれただけではなく、自らの孤独感や悩みなどついて率直に打ち明けてくれたというのです。著者が煩わしいと思っていた「人とのつながり」に助けられたのです。


ハーバードで研究しても、結局日本的な人間関係を重視したほうがよいという結論になるのですね。日本でも米国でも人間関係がチームの成果、個人の幸せに大きな影響を与えていることがわかりました。エイカーさん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・嫌なことがあった日や、ひどくイライラしたり、落ち込んだりした時、私は24時間以内に起きた「いいこと」を3つ考えることにしている(p206)


・行動を変えるのは、その「イメージの鮮明さ」だ・・悲劇のリハーサルではなく、成功のリハーサルをするべきだ(p255)


▼引用は下記の書籍からです。
「潜在能力を最高に引き出す法: ビッグ・ポテンシャル 人を成功させ、自分の利益も最大にする5つの種」ショーン・エイカー
ショーン・エイカー、徳間書店


【私の評価】★★★☆☆(71点)


目次

第1部 成功や幸福感が広がらないのには理由がある
第2部 潜在能力を最高に引き出す方法



著者経歴

ショーン・エイカー(Shawn Achor)・・・幸福、成功、ポテンシャルなどの分野に関して世界を代表する専門家であり、ポジティブ心理学の第一人者。その研究は、ハーバード・ビジネス・レビュー誌の表紙を飾り、また、出演したTEDトークは、動画再生回数が1500万回を超え、最も人気の高いものの1つである。学生としてその後研究者として、合わせて12年間ハーバード大学で過ごし、そののちフォーチュン100企業のおよそ半数の会社、国防総省、アフリカの貧しい地域の学校、ホワイトハウスなど、さまざまな場所で研究の成果を実践。現在は「世界幸福会議」の委員を務めながら、研究を続けている


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