「ネクストシリコンバレー」平戸慎太郎、繁田奈歩、矢野圭一郎
2020/03/15公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
■これからのハイテク企業を考えるなら
アメリカのシリコンバレーだけでなく、
イスラエル(テルアビブ)、インド(ハイデラバード)、
ドイツ(ベルリン)なのだという。
イスラエルのユダヤ人には、
ロシア圏から移民してきた人も多く、
人材が豊富なのだという。
■ハイテク企業は人材がすべてですので、
世界的な視点で情報収集する必要が
あるのでしょう。
イスラエルに行ってみたくなりました。
コロナウイルスが収まったら
検討してみたいと思います。
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「USBメモリー」は、イスラエルの起業家で発明家のドヴ・モランが生み出したものだ・・「IP電話」もイスラエルの会社が作った技術がベースになっている・・「ファイアウォール」をメジャーにしたのもイスラエル企業である(p22)
・米インテルに至っては、1万人以上を雇用する開発拠点をイスラエルに作った。米国勢ではIBMやマイクロソフト、グーグル、エヌビディアのほか、P&Gやコカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソンといった消費財メーカーもこぞってイスラエルに進出している(p29)
・イスラエルのスタートアップの中にはウクライナやモスクワなどに開発拠点を置いている企業が多い・・実は「イスラエルを通じて東欧の人材を登用すること」を目的としていることも少なくない(p45)
・2017年にオリックスが約6億2700万ドル(約710億円)を投じて株式の22.1%を取得した米ネバダ州のち熱発電会社オーマット・テクノロジーズも実はイスラエル発の企業だ(p70)
・多くの日本企業は守秘義務契約を結ぶために2ヶ月程度時間がかかる。対して、アメリカの企業は2週間ほどで守秘義務契約を結べる(p79)
・2006年に創業したインモビ・・・創業者の一人、ピユシュ・シャー・・自社グループの未来に対するポートフォリオでは、「60:30:10」という哲学を持っているという。これは0%を「投資した年に収入として返ってくるもの」へ、30%を「チャレンジングな目標で2年以内に戻ってくるかどうかというもの」へ、10%を「ムーンショット(野心的な挑戦としての投資)で、大胆で未来志向、かつ3年後くらいに重要なものになるもの」(p176)
平戸慎太郎、繁田奈歩、矢野圭一郎、日経BP
【私の評価】★★★☆☆(72点)
■目次
Chapter1 イスラエル-平戸慎太郎
Chapter2 インド---繁田奈歩
Chapter3 ドイツ---矢野圭一郎
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