「セールスの絶対教科書」岡根芳樹
2020/03/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(96点)
要約と感想レビュー
演技することで売れる営業マンになれる
著者は20代で劇団を主催し、大借金を作ります。その借金を返すためにフルコミッション営業の世界に入りNo.1になったという。さらにはその演劇の技術を応用した営業技術を組織内で伝授し、その販売組織をトップに押し上げました。
その営業技術がこの本に台本の形で書かれてあるのです。主人公が後輩にその秘訣を教える演劇となっています。この台本どおりに演技することで、売れる営業マンになれるというわけです。
・相手を惹きつけるには・・
安心 不安を取り除け
本音 本音を語れ
何故 何故あなたに売りたいのか!(p135)
売れる営業マンを演じれば売れる
本の面白いところは、台本自体が面白い!!ということです。訪問販売で断られたときには、「ちょうどよかった・・・」という魔法の言葉を使う。小さいYES、YESを顧客に言わせて納得させる。クロージングの前には欠点を言ってじらす。そんな営業テクニックをギャグを入れた演劇の中で、笑いながら学べるのです。
もちろん演技ですので、すぐに役作りができるわけではありません。舞台の前に稽古することによって、相手に伝わる演技を作り上げていくのです。売れる営業マンを演じれば、売れるのでしょう。
セールスはドラマのワンシーンじゃと思え。初めからうまくやろうと思わずに、むしろ逆じゃ。初めはドラマを盛り上げるためにわざと失敗するようにやってみろ(p103)
営業し続けるやる気
究極のセールスのツボは、テクニックだけではなく使命感なのだと思いました。なぜこの商品を売るのか。そこに本当の価値がなければ、稽古をやり続け営業し続ける「やる気」は維持されないのです。
この本を読んで、演劇とはこんなにも面白いものなのか、営業とはこんなにも深いのか、ということを再発見しました。この本は「読書のすすめ」の清水さんのおすすめで購入したので、ぜひ「読書のすすめ」で購入してください。
岡根さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・ポイントは、何度も小さなYESを取って、少しずつ価値観を変えていくことだ・・・「少しは自分も間違っているかもって思わない?」と言われれば「そうかもしれない」と思うものだ(p17)
・真面目になるな、馬鹿になれ!・・馬鹿になって失敗を喜べ!・・・失敗したということは、挑戦したという証拠!・・・失敗するたびにおめでとうと言え!(p117)
・あと少しで契約か、というときにあえて欠点を言う。「じらす」というスキルだ(p225)
・それまで百万円が高いと感じていたのは、ただ物を売ろうとしていたからなんだ・・・百万円で、下がり目の人生を選択しようとしている子どもの人生のターニングポイントを切り替えてやる。下がり目の人生を上がり目に切り替えるのに、百万は高いと思うか?(p241)
・今も昔も天才と呼ばれる人たちは、計り知れない努力を積み重ねているんだ・・・「自分にはそんな力はない」と言っている人間は、簡単に得られないものを、いらないものにすり替えてしまう臆病な怠け者だ(p29)
【私の評価】★★★★★(96点)
目次
第一幕
・現在 SCENE1
・三十年前 第一場
・現在 SCENE2(幕前)
・三十年前 第二場
・現在 SCENE3(幕前)
・三十年前 第三場
・三十年前 第四場
・三十年前 第五場
第二幕
・現在 SCENE1(幕前)
・三十年前 第一場
・現在 SCENE2(幕前)
・三十年前 第二場
・現在 SCENE3(幕前)
・三十年前 第三場
・三十年前 第四場
・現在 SCENE4(幕前)
・現在×三十年前 最終SCEN
著者経歴
岡根 芳樹(おかね よしき)・・・1964年和歌山県出身。ソーシャル・アライアンス株式会社 代表取締役社長。営業、コミュニケーション教育を提供する同社にて、企業や組 織に対し実際の現場を想定した即効性のある研修を提案。机上 の空論ではない自身の営業経験を活かした成果にこだわる人 材教育、ユニークかつ実践的なトレーニングには定評がある。 人気講師、トレーナーとして全国各地を飛び回る一方絵本作家 としての顔も持つ多才な人物である
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