「自分を変えるほんの小さなコツ」野澤 卓央
2017/03/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
要約と感想レビュー
■成功するために、
がむしゃらに努力して、
頑張ってきた著者は、
幸せになれませんでした。
著者は挫折をきっかけに
周囲の人生を幸せに生きる人から
学びはじめました。
一所懸命努力し、
正しいことを主張しても、
幸せになれるわけではないのです。
・小さいころから刷り込まれてきた、「努力すれば、がんばれば、幸せになれる」という思い込みを、一度疑ってみてください(p6)
■著者は常に自分を責めていました。
やらなくてはならない仕事があるのに、
できない自分を責める。
人の役に立ち良い人になれない
自分を責める。
自分を責めるのは、
自分のことが好きだから。
自分を価値あるものと
認識したいからだったのです。
そうした自分を見つめ、
受け入れることができたとき
著者は気持ちが楽になったのです。
・「自分のことが嫌いな人ほど、 本当は自分のことが好きなんだよ」あるとき、今は亡き師匠からこんなことをいわれました(p24)
■まずは、自分の心を
素直に認めることだと思いました。
偽善者の自分。
冷たい自分。
それも自分なのです。
現状を認めることで、
次の一歩が踏み出せるのだと
思います。
野澤さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・僕は、自分を責める思考の声を"ただそこにあるもの"ととらえ、聞き流すように努めました・・・そして、何もわからない小さな子どもに接するように、両手で自分の身体を抱きしめ「愛しているよ、大好きだよ」とつぶやくようにしました(p22)
・やらなくてはならない仕事があったとしても、身体がいうことを聞かないようなら、まず効果的に休む方法を考えることを大切にするようになりました(p60)
・「自分の内側に悪いものはない」ととらえられるようになったことで、抑圧された感情がいっきに爆発して制御不要になること、それによって自分や他人を責めて落ち込むことがずいぶんと減りました(p53)
・自分は今、何を求めているのか?それを満たすために今、何をすべきなのか?それを知るために、自分が求めているものを10個書き、それを見ながらあらためて「自分は本当は何がほしいのか」と考えてみてください(p75)
・決断や判断をするために大切なのは、「自分の良心を信じ、それに従う」こと(p93)
・自分の才能を生かし成長するコツ・・目的を持ち、よき師から素直に基本を学ぶこと(p125)
・正しさより思いやり・・正しさを振りかざして相手を責めたとき、その後相手との関係がよくなったことはあるかい?(p136)
・相手が何度、君の揚げ足をとろうとしても、「ここにいるみんなが成長することをあなたは望んでいるんですね」と、そのたびに愛で受けとめ、愛ある言葉で返したら、相手はどう思うだろう?(p149)
【私の評価】★★★★☆(83点)
目次
Chapter1 ありのままの自分を信じ、愛せるようになるコツ
Chapter2 自分の気持ちを満たすコツ
Chapter3 道を拓くコツ
Chapter4 自分を磨くコツ
Chapter5 人間関係で悩まなくなるコツ
Chapter6 問題の"本質"がわかるコツ
Chapter7 目の前の幸せに気づくコツ
著者経歴
野澤卓央(のざわ たくお)・・・1977年、愛知県生まれ。小さなコツの専門家。株式会社ラボ代表取締役。小学6年生~中学時代は不登校。高校時代も退学寸前の問題児だったが、友人の母親からの愛情ある励ましで更生。大学卒業後、25歳までアジア放浪の旅を続ける。帰国後、青果市場勤務を経て、美容室を運営する友人の会社に入社。企業内起業で美容室向け商材の事業部を立ち上げ、1年で年商1億円を超える部署に成長させる。2006年に独立し株式会社ラボを設立。自らの気づきや尊敬する人たちからの教えを『たった1つの小さな「コツ」があなたを変える』というメールマガジンとして配信し始める。途中1億円近い借金を背負う体験や、人間関係、心の扱い方の糸口を見つけていく過程を今も3800日以上毎日配信し続け、現在までに6冊の著書になっている。現在は、社内風土・感情や意識の扱い方・自己理解を知識でなく体現できるようになる研修を、企業、学校、NHK文化センターなど国内外で行なっている。
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