「10年間、1000人の成功者に聞いてわかった 仕事がうまくいく人の小さなコツ」野澤 卓央
2013/08/10公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(90点)
要約と感想レビュー
「小さなコツ」メールマガジンを発行している野澤さんの一冊です。一生懸命やると何でも楽しくなる、本気を出す、必ず質問するなど、1000人の成功者に聞いた成功のコツは、いきなりレベルが高いです。
仕事は自分の収入を決めてしまう大事なことです。こうしたコツを知っているか、知らないかで、その人の人生は大きく変わってしまうのでしょう。だから人から学ぶのです。
・私は仕事に対して、決して好き嫌いを言わなかった。それは、どんな仕事も一生懸命、心を込めてやれば楽しくなることを知っていたからだ(p34)
私が、なるほど!と膝を叩いたのは、うまくいかない人の口癖と、うまくいく人の口癖です。うまくいかない人は、「どうしてうまくいかないんだろう」と考える。うまくいく人は、「どうなったら最高か?」と考える。
うまくいく人は、良い状態をイメージするのです。うまくいかない人は悩むのです。悩んでも答えは出てきません。悩まずに、解決策を考えるべきなのです。
・僕はうまくいかない現状に対して、「なんでうまくいかないんだろう?何が悪いんだろう?」といつもつぶやいていました。・・・友人は「どうなったらいいか?どうなったら最高か?」と、自分が問題を乗り越えうまくいった状態を探し始めました(p78)
私はテニス試合でうまくいっているときは、「失敗したけど、こうすれば、次はうまくいくはずだ」と考えていることに気づきました。考え方のコツとは、このように戦略のようなものなのでしょう。いくら戦術がうまくても、戦略がダメならダメなのです。
1000人のコツはかなり濃縮されているようでした。野澤さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・そうね、いつも"私は本気を出しているか?"って自分に問いかけてるよ。(p54)
・『自分はこのように理解しましたが、これで正解ですか?』といつも確認した。取引先の人にも、『これでいいですか?』と相手に本音を聞くようにし、相手が満足していなければ、満足するまで改善した(p67)
・吸収力が10倍アップする話の聞き方・・・話を聞いた後、必ず質問をする(p112)
・とったボールを持ったままなのはいけない。ボールは必ず送球する。問題は自分一人では解決できないのだから、しかるべきところに投げることが重要だ。(p33)
・間違った判断を繰り返さないために大切なのは、ゼロに戻れるとしたら同じ方法でもう一度やるかどうか、と考えてみること。(p131)
・最初から幸せだった人や、ラッキーで幸せになった人はいない・・・「振り返れば、人生に必要な苦労が自分に降りかかるようになっていた。・・・目の前に現れた問題を一つ一つ乗り越えたから、今の幸せがあると思えるよ」(p165)
・人は、自分で自分を認めることで初めて満たされるのです(p167)
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【私の評価】★★★★★(90点)
目次
第1章 仕事ができる人になるコツ
第2章 さらに上を行く人になるコツ
第3章 目標を絶対に実現するコツ
第4章 人間関係が上手になるコツ
第5章 現状を変える学びのコツ
第6章 自分の力を育てるコツ
第7章 強い心をつくるコツ
著者経歴
野澤卓央(のざわ たくお)・・・1977年、愛知県生まれ。小さなコツの専門家。株式会社ラボ代表取締役。小学6年生~中学時代は不登校。高校時代も退学寸前の問題児だったが、友人の母親からの愛情ある励ましで更生。大学卒業後、25歳までアジア放浪の旅を続ける。帰国後、青果市場勤務を経て、美容室を運営する友人の会社に入社。企業内起業で美容室向け商材の事業部を立ち上げ、1年で年商1億円を超える部署に成長させる。2006年に独立し株式会社ラボを設立。自らの気づきや尊敬する人たちからの教えを『たった1つの小さな「コツ」があなたを変える』というメールマガジンとして配信し始める。途中1億円近い借金を背負う体験や、人間関係、心の扱い方の糸口を見つけていく過程を今も3800日以上毎日配信し続け、現在までに6冊の著書になっている。現在は、社内風土・感情や意識の扱い方・自己理解を知識でなく体現できるようになる研修を、企業、学校、NHK文化センターなど国内外で行なっている。
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