「すごい上司 / ついて行きたいリーダーの背中」新井健一
2017/03/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(63点)
要約と感想レビュー
経営コンサルタント新井さんの一冊です。重機械メーカー、監査法人、ベンチャー企業役員を経験しています。日本では課長は実力でなれますが、部長は、部下がどれだけついてくるかで決まります。日本企業における出世の条件は「評判」なのです。
例えば、普段は物静かで、事を荒立てるのを嫌う上司であっても、ここぞというときに職場の利益を守るためのケンカができる人は部下の心をとらえ、尊敬を勝ちとることができるのでしょう。そして役員は力関係できまります。つまり、後継者となるであろう人にどれだけ認められているかで決まるのです。
著者は組織の仕組みにはある程度の知識があるようです。出世する人の特徴は、的を得ています。しかし、すごい上司の定義は、どうなのでしょうか。否定的な表現がややひっかかりました。新井さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・お笑いタレントの厚切りジェイソン氏・・日本企業の人事に関するいくつかの疑問点・・1なぜ日本企業では、残業が当たり前になっているのか?2なぜ日本企業では、会社の都合で社員を転勤させるのか?転居までしなければならないのか?(p92)
・日本企業の転勤というシステムも、欧米企業などからは疑問視されています。家庭に負担がかかるのはもちろんのこと、人的なリレーションシップが断絶する、中には職種を転換するような異動もあるため、専門性が育まれないというのがその理由です(p94)
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【私の評価】★★☆☆☆(63点)
目次
第1章 仕事のできない上司、できる上司
◎仕事のできない上司ほど、会話が足し算である。
第2章 人徳のない上司、人徳のある上司
◎人徳のない上司ほど部下の相談に乗りたがる。
第3章 女性に嫌われる上司、好かれる上司
◎女性に嫌われる上司ほど、褒めたがる。
第4章 出世できない上司、出世する上司
◎出世できない上司ほど、話を複雑にする。
第5章 部下が逃げ出す上司、部下に信頼される上司
◎部下が逃げ出す上司ほど、反対意見に長けている。
著者経歴
新井 健一(あらい けんいち)・・・経営コンサルタント、株式会社アジア・ひと・しくみ研究所代表取締役。1972年生まれ。早稲田大学 政治経済学部政治学科卒業後、大手重機械メーカー、アーサーアンダーセン/朝日監査法人(現 KPMG /あずさ監査法人)、同ビジネススクール責任者、医療・IT系ベンチャー企業役員を経て独立。大企業向けの経営人事コンサルティングから起業支援までコンサルティング・セミナーを展開。テレビ東京・BSジャパン「人生が変わる人事の話」(毎週金曜日夜11:00)に人事の専門家としてレギュラー出演。
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