【書評】「大前研一 IoT革命 ―ウェアラブル・家電・自動車・ロボットあらゆるものがインターネットとつながる時代の戦略発想」大前 研一
2017/02/27公開 更新
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
要約と感想レビュー
IoTとは何なのか
最近、あらゆるモノをネット接続し、ソフトウェアでデータ処理してしまうサービスが増えてきました。いわゆるIoTとは何なのか。そして、どのような分野で、どのように活用されているのか。
大前塾長、ネットの先駆者である村井さん、シーメンスの島田さん、コンチネンタルのケストラーさんに解説してもらいましょう。
IoTというのは、無線タグ、センサー、MEMS(Micro Electrical Mechanical Systems/微小電気機械システム)などを使い、コンピュータを通じてネットとやり取りするモノのネットワークのことである(p18)
IoT,AIの無限の可能性
たとえばフェイスブックでは、写真に勝手に名前のタグが付いていたりします。(間違っている場合がありますが)グーグルフォトでも顔を分析して人別フォルダーを作ってくれる。
IoT,AIによって、新しいサービスがどんどん作られています。このIoT、AIというものは、活用先が無限大ということです。まだ、どこにお宝が埋まっているのかわからない状態なのです。
IoTに取り組むには、若手や外部人材を抜擢し、小スケールでプロトタイプを作り、仮説検証を繰り返しながら、スケールアップ(p67)
IoT,AIの事例
コマツは、建機の位置情報を活用した車両管理サービス「KOMTRAX」を行っています。盗まれた建機を探し出したり、遠隔操作でローンを支払っていない機械のエンジンがかからないようにすることもできるのです。
産業用ロボットのファナックは、稼働データから故障の予兆を見つけたり、バス運営のイーグルバスは、バスに赤外線センサーとGPSを搭載して、停留所ごとの乗降者数や運行時間の遅れなどを把握し、バス運行の最適化を目指しているという。
農業でも、センサーを利用して、種まきや水やりのタイミング、土質の最適化を行っています。起業家、研究者には面白い時代がやってきたのだと思います。
大前さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・これからはIT機器だけでなく、車や家電などあらゆるものにセンサーやアクチュエーターが搭載されて、インターネットにつながるようになっていきます(p2)
・ビジネス・ブレークスルー大学・・(BBT)の遠隔授業に・・一時間の授業中にアルファベットや数字をランダムに五回表示し、受講者がそれを確認したら同じものをキーボードに打ち込むことで、授業を聴講していることを証明する(p17)
▼引用は下記の書籍からです。
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
目次
第一章 IoT戦略の要諦 大前研一
第二章 IoTで未来はこう変わる 村井純
第三章 シーメンスとドイツの新製造業戦略(インダストリー4・0) 島田太郎
第四章 車の自動運転と高度交通システムの新しい形 ヴェルナー・ケストラー
著者経歴
大前 研一(おおまえ けんいち)・・・1943年生まれ。経営コンサルタント。マサチューセッツ工科大学博士。日立製作所、マッキンゼー日本支社長を経て、1992年に「平成維新の会」を設立。1994年マッキンゼーを退職し、「一新塾」「アタッカーズ・ビジネス・スクール」を設立。現在、ビジネス・ブレークスルー大学学長、韓国梨花女子大学国際大学院名誉教授、高麗大学名誉客員教授、(株)大前・アンド・アソシエーツ創業者兼取締役、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役会長、カリフォルニア大学ロサンゼルス校公共政策大学院教授、スタンフォード大学経営大学院客員教授等を務める。
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