「トヨタで学んだ自分を変える時短術」原マサヒコ
2016/11/18公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
ムダを減らす
トヨタで著者が学んだトヨタ流ライフハック仕事術です。いかに効率的に成果を出していくのか。そのために細かいカイゼンを積み重ね、有効な時間を増やし、ムダを減らしていきます。ちょっとした動作も、パソコンの短縮キー入力も見過ごすことなく積み重ねるのがトヨタ流なのです。
例えば、エレベーターに乗ったら、著者はすぐに「閉」ボタンを押すという。そしてドアが閉まろうとする間に行き先階ボタンを押すのです。
見える化する
トヨタには知恵を出す人だけに通じる名言が数多くあります。問題を見える化する。現場は見たのか?ゼロを1つ取って考えろ。どうすればできるか一緒に考えよう。反対するなら代案を出せ。
著者もトヨタでは、「これをやる目的はなんだっけ?」「この作業、なんのためにやっているんだっけ?」「どうしたらできるかを考えろ」と何度も先輩から言われ続けていたというのだから、すごいですね。トヨタは考えない人を考える人に変えてくれる職場なのだと思います。
トヨタには「代案もないのに反対するんじゃない」という言葉があります(p146)
仕事と家族とどっちが大事?
本書の最後は、「仕事と家族とどっちが大事なの」という問いで締めくくります。もちろん、仕事をするのは、家族と豊かな人生を送るためですから、大切なのは家族です。
原さん、良い本をありがとうございました。
無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信) 3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。 |
この本で私が共感した名言
・極論をいえば「創造的でない仕事」はすべて自動で行われるべきです(p54)
・私自身が実際に多能工として働いてみて感じたこととして「仕事への情熱を維持できる」という効能がありました(p65)
・トヨタの現場では、従業員個人の毎日の仕事が徹底的に「見える化」されていました(p106)
・多くの上司はもれなく「自分でやったほうが速い」と思っています・・信頼される部下というのは、「正確性を重視する人」ではなく、「速く動く人」であるといえます(p127)
▼引用は下記の書籍からです。
かんき出版
売り上げランキング: 19,647
【私の評価】★★★☆☆(79点)
目次
第1章 あなたの仕事を劇的に速くするトヨタの5つの言葉
第2章 時短を加速する「カイゼンマインド」とは?
第3章 誰でもマネできるトヨタの現場の時短術
第4章 圧倒的な時短を実現するトヨタの問題解決
第5章 短時間でチーム全体の生産性を上げるトヨタの仕組みとは?
著者経歴
原 マサヒコ・・・プラスドライブ株式会社 代表取締役。1996年神奈川トヨタ自動車株式会社にメカニックとして入社。トヨタ技能オリンピックで最年少優勝。「アイデアツールコンテスト」でも2年連続全国大会出場。デルコンピュータに転職し「5年連続顧客満足度No.1」に貢献。現在はWEBマーケティング会社の代表。
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ
コメントする