「夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え」水野敬也
2016/10/08公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★☆(88点)
要約と感想レビュー
悪のテクニックのブラックガネーシャ
相変わらず、するどい成功法則と、濃いおじさんギャグで笑わせてくれるガネーシャでした。今回の育成対象は、彼氏とお金と海外旅行を夢見る普通のOLです。
悪のブラックガネーシャとガネーシャ(普通)が神様の地位を賭けて、商売の上手さで勝負します。悪のブラックガネーシャは、心理学のテクニックを使って売上を増やしていきます。
例えば、本当かどうかは別にして希少価値があることをPRします。よくテレビで「今日だけ〇〇円!です」などと視聴者を煽っているほうほうです。また、良いことだけでなく、あえて悪い点を説明するのも、相手に信用してもらうテクニックとして存在するのです。
[黒ガネーシャの教え]希少価値を演出するあえて自分の不利益になることを言って信用してもらう周囲の人間関係を断つ
ガネーシャの教えは正攻法
一方、ガネーシャ(普通)の教えは、正攻法です。お客さんの感動するもの、喜ぶものを考え、できることを行動していきます。
いきなり自己流でやろうしても、うまくいくものではありません。まず、世の中で『うまくいっている人のやり方を調べる』て、うまくいっている人から学ぶのです。
そして、自分の思いを前提に、とにかく量をこなして、質に転換させます。そして自分の思いと努力を、ストーリーの中で伝えていくことがお客さまを動かすのです。
もちろん、最初はしんどいかも分からんで。でも、しんどいのを通り越したら、その向こうにはめっちゃ楽しいことが待ってんねん。(p58)
困難を自分にとってプラス
ガネーシャ(普通)は思ったより精神主義です。本気で夢をかなえよう思ったら、乗り越えられないような困難を自分にとってプラスととらえようとか、何かをマスターしたいと思たらな、空いた時間は全部そのために使うくらいの勢いが必要などアドバイスしています。
成功と失敗は紙一重ですので、ちょっとした差が、勝負の分かれ目になるのです。成功するためには、むしろ『極端』なくらいの努力が必要なのでしょう。
やっぱり笑いは、世界を救うなあ~と思いながら読みました。成功法則も、こうした笑いの中で使ってもらうと幸せでしょう。水野さん、良い本をありがとうございました。
無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信) 3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。 |
この本で私が共感した名言
・夢をかなえたいのなら、それ相応の『痛み』が必要である(p35)
・自分がなんとなく見てるテレビ、なんとなくやっているゲーム、ほんまに欲しいもんなんか?(p54)
・天才画家のゴッホくんおるやろ?・・あの子はテーマを決めたら、まず最低三枚は絵を描くて決めてたんや。・・せやからあんだけすごい作品残すことができたんや(p126)
・クレオパトラちゃんが教養を身につけられたんはな、『何でもやってみる女』だったからなんや(p128)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★★☆(88点)
著者経歴
水野敬也(みずの けいや)・・・1976年生まれ。慶應義塾大学時代に、1分100円で人をホメちぎる「ホメ殺し屋」を始める。処女作『ウケる技術』が30万部超えのベストセラー。「夢をかなえるゾウ」は三作目の著書。
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ
コメントする