「「脱原発」を論破する―今、日本人の知性が試されている!」長浜 浩明

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「脱原発」を論破する―今、日本人の知性が試されている!

【私の評価】★★★★☆(81点)


■福島原発事故により、
 放射能への健康被害を心配する人が
 多くいます。


 そうした政治家、マスコミ、学者に対し、
 福島ぐらいの微量な放射線は
 健康に良いくらいだ。


 全く問題ないのに、過剰に反応するのは
 愚かなことだ、と指摘する一冊です。


玉川温泉・湯治客の被爆効果を見る・・
 放射線量は7.0μSv/h
を超えていた。
 15μSv/hの所もあるという。
 東京が約0.05μSv/hだから、
 この値は140倍から300倍もの 
 放射線となる。(p16)


■私たちは、ラドン温泉で 数μSv/h浴びながら、
 福島では 0.23μSv/h を除染目標として、
 数千億円を使っています。


 そして国際基準からはるかに厳しい
 食品の放射線の基準が
 福島の農民・漁民を苦しめている。


 こうした科学に基づいたものではなく、
 雰囲気による規制こそが、
 被害を拡大しているというのです。


国際基準と比べると新基準が異常に低いことが
 分かるだろう。この新基準なる逆差別が
 農民・漁民を苦しめている。
 (数値は食品1kg当たりのベクレルを表す)
           一般食品  乳児用食品
 日本(新基準)    100 50
 日本(旧基準) 500 200
 EU 1250 400
 コーディックス委員会 1000 1000
 米国 1200 1200
 韓国 370 370(p140)


■福島事故による健康への影響も
 調べられることでしょう。


 30年もすれば、
 福島の人が健康になったのか、
 不健康になったのか
 興味深いものです。


 50年後には、健康のために
 福島の食品を食べるようになる可能性が
 あるのかもしれません。


 長浜さん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・放射線専門医や大学病院は「数百ミリシーベルトの
 被爆でガンになる心配はほとんどない
」「外部被爆による
 甲状腺ガンリスクについて、15歳以下のにおいても
 100mSv以下なら有意なリスク上昇は認められない」
 と明言していた(p1)


・鳥取県の三朝(みささ)温泉は、
 800年前から今に続く有名な湯治場である。
 その泉質は"単純放射能泉"。・・・
 その上で線量を測るとなんと25.69μSv/h、
 東京の500倍以上の線量だった(p18)


・ドイツ・オーストリアでは
 ラドン放射能の内外被爆が体に良い
 認められ、医療行為とされてきた。
 但し、医師による治療計画に沿って
 被爆量が決められる(p21)


・がん対策情報センターがん情報・統計部長の祖父江氏は、
 原爆被災者約10万人の追跡調査結果から・・
 「100~200mSv以下の低線量では、
  広島・長崎原爆被害者においても明らかな
  発ガンリスクの増加は確認されていない」(p45)


・マスコミは宇宙飛行士を華々しく報道するが、
 彼らが年間上限の1mSvを1日で被爆することは
 決して伝えない(p52)


・花崗岩は・・ウランが含まれており、
 1000Bq/kg、多量の放射線が検出される・・
 国会内は0.1μSv/hあるから年間で0.88mSv、
 ウクライナ基準では
 放射線管理区域(0.5~1mSv)となる(p53)
 

・パリ大学名誉教授チュビアナ博士の講演から
 引用させてもらいますと・・
 私たちと比較的近いサルにおいて、
 250mSv以下の放射線を全身に照射しても、
 12年後も白血病のリスクはありませんでした(p69)


・原子力空母や原子力潜水艦で修理作業をした
 造船工27872人を調査し、被爆をしていない
 造船工32510人を比べたものですが、
 原子力船作業者の方がガンの死亡率は15%低く、
 ガンを含む全原因の死病率も24%低かった
(p81)


・ピッツバーグ大学のコーエン氏は、1601郡、約70万件の
 家屋内ラドン濃度を調べました。・・・
 ラドン濃度が上がるほど肺ガンの死亡率が減少していた(p86)


・「どんなに微量でも放射線は有害」と言っている人たち、
 それは政府やマスコミの大部分だが、
 国は輸入食品の放射能検査をしているのだろうか(p141)


・電力価格が何倍にもなったらどうあんるのか・・
 電力が不安定でコストが上昇すれば、
 電力をエネルギー源とする産業は廃業するか、
 国内を離れざるを得なくなる(p205)


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【私の評価】★★★★☆(81点)



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■目次

第1章 放射能泉でガンが治る!
第2章 マスコミが報じない専門家の証言
第3章 低線量率放射線は体に良い!
第4章 チェルノブイリ・25年目の真実
第5章 マスコミ・武田邦彦氏・小出裕章氏らの冷酷
第6章 メディアの煽動と情報操作を超えて


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