「ギリシャ人のまっかなホント」アレキサンドラ・フィアダ
2015/09/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
要約と感想レビュー
■国家デフォルトの危機にある
ギリシャに興味があり
手にした一冊です。
ギリシャ人は働かないようですが、
本当なのでしょうか。
楽をしたいと思う傾向があるのは
確かなようです。
・ギリシャ人は濡れ手に粟(それも指一本動かさずに)の夢が大好きだ・・金が欲しいのは見栄を張りたいからだ(p18)
■この本では、ギリシャ人を
多重人格者としています。
うぬぼれが強いけど、忍耐力はない。
ユーモアはあるが、偏見の塊。
善人と悪人が同居しているのが
ギリシャ人なのです。
・うぬぼれが強く、活動的だが支離滅裂なのも真実で、ユーモアのセンスはあるが偏見の塊、激しやすく堪え性がないが闘志はある(途中省略)真実のために闘うくせに、嘘を吐けない人間には憎しみをたぎらせる(p5)
■過去の栄光の歴史と
現在の国家には差があるようです。
人は悪くないようですので、
治安が良くなれば
旅行に行ってみたいですね。
フィアダさん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・ギリシャの官僚機構は、複雑怪奇さにおいて芸術の域にまで達している・・あらゆる手だてを尽くして役人になっても、十中八九、世のため人のために働こうとは夢にも思っていない(p86)
・個人主義こそギリシャ人のいちばんの特徴だ。・・どこまでも個人のエゴを追求するので、共同でひとつの事業を興すことなど到底考えられない(p13)
・ギリシャ人は毎週当たり前のように宝くじを買い、あたったらああしようこうしようと昼ひなかから思いをめぐらせている(p28)
・統計によれば、ギリシャ人の半分以上が、一日三回シャワーを浴びシャツを着替える・・ところが、残りの半分は一日一回のシャワーも必要だとは思っていない。・・・この国にはとんでもなく不潔な人たちがいて・・(p72)
・ギリシャを訪れたときは、およそギリシャ的なるものをけっして見下してはならない。なにしろ彼らの自尊心ときたら、その鼻と同じで高く高くそびえている(p2)
・現代のギリシャ人が鏡で己の姿を見るとき、そこに映るのは、アレキサンダー大王かコロコトロニス(トルコからの独立戦争を戦った大英雄)、あるいはせいぜいオナシス止まりである(p4)
・日常会話でギリシャ人は、自分たちをいまも「ローマ人」と呼んでいる。ローマ帝国が東西に分裂し、西ローマ帝国が滅亡したあと、ギリシャ=ビザンティン(東ローマ)帝国のみがその継承者として1000年ものあいだ存続したためである(p15)
・並んで順番を待つことは知らない。どこでもわれ勝ちに動きまわり(あるいは運転し)、他人の迷惑などいっこうに省みない(p26)
・ギリシャ人が理想とする一夜の過ごし方、それは数多い友人のなかから二、三組の夫婦を選び、タベルナのテーブルを囲むこと。彼らはたらふく腹に詰め、ほどよく飲み、夜の更けるまでバカ話に興じる(p32)
・ギリシャの男は、よほどのヘチャムクレでないかぎり、女と見れば口説くのが使命とわきまえている。その結果が浮気につながっても―たいがい短く軽い関係―結婚生活に支障をきたすことはまずない(p36)
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
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