「日本人のまっかなホント」ジョナサン ライス、浜 矩子、嘉治 佐保子
2014/09/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(71点)
要約と感想レビュー
■日本の本質を笑うという一冊です。
ところが、私は日本人なので、
あまり笑えません。
著者のライスさんは
笑ったのでしょうけれど。
・物腰、外見は控えめでも、日本人はじつは誇り高い。・・・「能ある鷹は爪を隠す」という諺を地でいく人間だ(p7)
■日本人は日本の中で独自の進化を
してきました。
そのため、
日本人にとっては当たり前でも、
外に出れば非常識ということも多いのです。
他人を信用する。
大震災でも暴動にならない。
信義のためなら、勝てない戦争でもする。
外国の人にとっては、
「へー」っと感じると思いますよ。
・日本人はまた、とてもだまされやすい。他人を無条件に信頼するなんて、ほかのほとんどの国ではとっくの昔からありえないことだ(p80)
■アメリカ人は、アメリカのことしか知らない
といわれますが、
日本人も、日本のことしか知らない
のかもしれません。
国境があるようでない時代ですので、
せめて外国の人がどう考えているのか、
よく研究する必要があると思いました。
ライスさん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・日本人は"つまらない"ものを贈り合う。・・・発言するときには「愚見ですか」と断りを入れ、だれかの助けになってやるときには、きまって「微力ながら」と前置きを言う(p27)
・日本の社会では成功するには、この根回しに精通していなければならない(p12)
・日本人は、いったん酒が入れば、どんな破廉恥な行為も受け入れる。・・・酔うと、日本人は(まれに女性も)本性をあらわにする(p33)
・日本人はなんでもきれいにしておくのが好きだが、実際ほんとうにきれいだ・・・「人の家に土足で上がり込む」という表現は、ひじょうに無礼なことを表す暗喩だ。(p46)
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【私の評価】★★★☆☆(71点)
目次
第1章 日本人とは?
第2章 日本人気質
第3章 態度と価値観
第4章 エチケット
第5章 家族
第6章 強迫観念
第7章 習慣と伝統
第8章 余暇と娯楽
第9章 ユーモアのセンス
第10章 ビジネス
第11章 社会制度
第12章 教育
第13章 政府
第14章 言葉
「まっかなホント」シリーズ
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