「人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術」古川武士
2015/08/17公開 更新

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【私の評価】★★★★☆(82点)
要約と感想レビュー
朝の時間を最大限に活用
8時間睡眠を基本とする著者は、早寝早起きの「習慣化コンサルタント」です。
多くの人が、残業と短い睡眠により眠い目をしながら、朝を迎えます。目先の仕事に追われ、残業して疲労しているようでは、職場をリードすることはできません。
早寝早起きすることにより、朝の時間を最大限に活用し、先手先手で仕事ができるのです。
朝の1時間は夜の3時間に匹敵する(p26)
時間の使い方を記録する
まず、やることは時間の使い方の記録です。現状のスケジュールを記録し、理想の一日と比較するのです。そして、理想の一日に向け不要な仕事を減らし、職場の協力を仰ぎ、少しずつ寝る時間を早めていきます。
最初は、寝る時間を早めることから始めます。それも徐々に移行していかないと、成功率が下がります。最初は、変化への抵抗力が大きいので少しずつ、ベビーステップで進めていくのです。そうすることで、一歩を踏み出しやすくなります。
理想と現実のスケジュールを比較することで、真のポイントが見えてきます(p115)
時間の使い方を振り返る
毎日10分間、時間に関する振り返りをおこなうことが大切だということです。その中で、「例外パターン」を作って習慣化しやすくする対策を考えるのです。
早寝早起きはすべての成功哲学の基本です。この本で、限られた人生を増やしてほしいと思います。古川さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・例外パターンをあらかじめ作っておけば、柔軟性を持たせることができます(p123)
・寝る時間が遅くなったとき、「睡眠時間」と「起きる時間」を守ることのどちらを優先するか・・最初の3週間までは睡眠時間を確保する(p68)
・個人コンサルティングをするときも、時間の枠を決めていて、・・・一気に連続5人の方にコンサルティングをおこないます(p161)
・雑用でも先延ばしして納期が迫っていれば、朝一番の黄金時間に手をつけざるを得ず、時間配分が悪くなります(p166)
【私の評価】★★★★☆(82点)
目次
第1章 悪循環の夜型、好循環の朝型
第2章 なぜ、早起きは続かないのか?
第3章 根性や意志力に頼らない「起きる技術」
第4章 理想の生活習慣に変わる5つのステップ
第5章 短時間で仕事を終わらせる高密度仕事術
第6章 実践編―朝型生活に変わった3人のケース
著者経歴
古川武士(ふるかわ たけし)・・・習慣化コンサルティング株式会社代表取締役。米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー。関西大学卒業後、日立製作所などを経て2006年に独立
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