「座右のゲーテ ー壁に突き当たったとき開く本」齋藤 孝
2015/07/07公開 更新

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【私の評価】★★★★☆(82点)
■著者は20代の頃、
抽象的な問いに悩み、
どん底状態にありました。
その悩みを解決してくれたのは、
30代で出会ったゲーテの言葉でした。
ゲーテの言葉には理論ではなく、
実践できるヒントがあったのです。
・人間が自分に与えることのできる
もっともおどろくべき教養は、
他の人たちは自分のことなど
求めてはいない、という確信である(p4)
■日付をつける。
実際にやってみる。
小さくはじめる。
こうした成功のコツは、
現代では常識です。
しかし、200年以上前に
ゲーテは知っており、
著者の心を動かしたのです。
・趣味というものは、中級品ではなく、
最も優秀なものに接することによってのみ
つくられるからなのだ。だから、
最高の作品しか君には見せない(ゲーテ)(p48)
■ゲーテの偉大さの一部に
触れたように感じました。
ゲーテをこれから
調べてみようと思います。
齋藤さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・いろいろ研究してもたところで、
結局実際に応用したものしか、
頭にのこらないからな。(ゲーテ)(p27)
・どの詩の下にも、いつ作ったかという日付を
書いておくことだね。そうしておけば、
それがまた同時に君の心の状態の日記として
役立つことになる(ゲーテ)(p32)
・経験を積むとなると、
先立つものは金だよ。・・
今自分の知っていることを学ぶために、
五十万の私の財産が消えていったよ(ゲーテ)(p128)
・勝っているときはやり方を変えない。
これは勝負に勝つ鉄則だ(p137)
・たくさんのターゲットに向けて書いたものではなく、
自分の目の前の大切な人に対して語るようにしたものが、
逆に大衆に受け入れられていく(p150)
・新しいアイディアが生まれるのは
大抵何かトラブルに見舞われたときだ。
現実の障害が刺激になって頭がフル回転し、
最終的に劇的な変化いつながるのだと思う(p163)
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【私の評価】★★★★☆(82点)
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■目次
1 集中する
2 吸収す
3 出合う
4 持続させる
5 燃焼する
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