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「笑う人には福来たる 「幸せ」が集まってくる5つの習慣」高橋恵

2024/02/16公開 更新
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「笑う人には福来たる 「幸せ」が集まってくる5つの習慣」高橋恵


【私の評価】★★★★☆(82点)


要約と感想レビュー

サニーサイドアップ創業者の秘密

元気なおばさんがいるな!と思ったら、中田英寿などが所属するタレント事務所サニーサイドアップの創業者でした。


成功する秘訣は2つあるという。それは、楽しい顔をすれば楽しいことが起きるということ。もう1つは人のために「何かしよう」という気持ちが福を呼ぶということです。


成功やお金や友達がほしい、自分のことばかり考えていると、成功やお金は近づいてきません。逆に自分は何ができるのか、笑顔でよい雰囲気を周囲に提供すれば、成功やお金が集まってくるというわけです。


もし、困ったことがあったとしても、「楽しい」「ついてる」「ラッキー」「嬉しい」「好き」と言葉を言うようにして、不幸な気持ちをひとまず横に置いて、やるべきことを考えていたという。


たとえ大きな問題があっても、仲間がいれば安心できて、がんばろうと思える(p5)

相手を思いやる心と圧倒的な行動力

サニーサイドアップは一部上場して大成功していますが、著者は仕事では、誰にでもできることを、誰よりも心を込めてやることにしていたという。例えば、うなずきながら話を聞き、話をする。言い方に気を付ける。出会った人に手紙を書く。相手に「ここまでやる?」と思わせたら勝ちだというのです。


そしてタレントのエージェントですから、人材こそが会社の資産です。一緒に食事をしたり、記念日に感謝したり、お金より思い出を重要視するなど、人間関係を重視していると感じました。相手を思いやる心と、圧倒的な行動力が著者の魅力なのです。


手紙がきっかけでお仕事につながったことも一度や二度ではありません(p142)

愛のあるおせっかい

70代となった著者は、一般社団法人日本おせっかい協会を設立して「愛のあるおせっかい」を続けているという。著者が人に伝えていることは、どうせなら、夢中に生きられる人生を探すこと。楽しそうなことはやってみなはれ、ということです。


今の場所で頑張るのも人生だし、このままじゃ自分が自分でなくなると思うのなら、今の場所から飛び出すのも人生なのです。人生の本質が書いてあると感じました。何でもやってみましょう。高橋さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・頭ばかり使っていると、あれこれ心配になってきて、判断や決断が鈍ります。考えるよりも、「言ってみる、行ってみる、やってみる」(p30)


・一人っきりで楽しむ高級な食事よりも・・・みんなで食卓を囲んだほうが人生は豊かになっていく(p25)


・誕生日には自分を育ててくれた人に感謝を(p184)


▼引用は、この本からです
「笑う人には福来たる 「幸せ」が集まってくる5つの習慣」高橋恵
高橋恵、文響社


【私の評価】★★★★☆(82点)


目次

第1章 福を呼ぶ5つの習慣
第2章 何百年先まで伝え残したいこと
第3章 家族に教えてもらったこと
第4章 関わり方を変えれば自分も人も変わっていける
第5章 人生を変える行動
第6章 いつも明るく 人にやさしく



著者経歴

高橋恵(たかはし めぐみ)・・・1942年生まれ。一般社団法人おせっかい協会会長。3歳で父が戦死し、当時26「歳の母のもと、3人姉妹の次女として育つ。その日食べるものに困るような貧乏生活を経て、短大卒業後は広告代理店に勤務。同社を結婚退職後、2人の娘の子育てをしながらさまざまな商品の営業に従事し、トップセールスを記録。その後、40歳で離婚。42歳で当時高校生だった長女と共に自宅のワンルームマンションで株式会社サニーサイドアップを創業。その後、長女に託した同社は、2008年にジャスダックに上場を果たした。2016年には世界のPR会社19位(日本1位)にランキングされた。60代は忙しく働く長女に代わって孫育てに精を出し、70代となった2013年には一般社団法人日本おせっかい協会を設立。「愛のあるおせっかい」の必要性を説き、日々あらゆる場所でおせっかい活動を行うほか、全国各地の学校、商工会議所、企業などで講演活動を行う。自宅には連日老若男女様々な人が訪れ、「中野のパワースポット」として親しまれている。世界中が「やさしいおせっかい」であふれ、社会が笑顔でいっぱいになることを心から願っている


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