「「ひと言」力。サッと書いて、グッとくる99の方法」中谷彰宏
2013/07/25公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
いまはブログやメルマガで、だれもが情報を発信できる時代です。だからこそ、この本のような「ひと言」を書く技術が大事になのでしょう。たった「ひと言」。その「ひと言」が人の心を動かすのです。
人の心を動かすのは、ロジックではなく感情です。だから、「このメールがうれしかった」というひと言が、相手の心に刺さるのです。どう感じたのか。どう思ったのか。どう動いたのか。一流に近づくほど、シンプルになっていくのです。
・追伸に書きたいひと言を、本文の1行目に書く。(p76)
私が使いたいと思ったのは、否定しないことです。悪口を書かないということ。悪口を書くのは簡単です。ほめるのは、力量がいるという。
例えば、「・・・しないでください」ではなく、・・・してくれてありがとう」。「~したほうがいい」より、「~したら、もっとうれしい」。これは使えますね。いや、使わなくてはなりません。
・英語では「芝生に入らないでください」ではなく、「芝生に入らないでありがとうございます」と言います・・「水のムダ使いをしないでください」ではなく、「エコにご協力ありがとうございます」(p80)
大切なことは、相手に気持ちをいかに伝えるかなのです。「何だかよくわからないけど、熱いよね」こうした一言こそ、気持ちが伝わるのです。
今の時代にピッタリの本だと思いました。だれもがコピーライター、そういった時代の本なのだと思います。中谷さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「そうだ 京都、行こう。」は、プロが書いたコピーです・・「アダルトなあなたに、ゴージャスでミステリアスな京都」と言われたら、安っぽいスナックの感じがします(p35)
・「本日はお忙しい中を時間も延長していただいて・・×
「・・講演を聞いてからドキドキがとまりません・・○(p42)
・文字数の少ないメルマガほど、面白い。(p192)
パブラボ
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【私の評価】★★★★☆(84点)
目次
第1章 メール編―長いメールほど、1行で返す。
第2章 メモ編―「~がよかった」より、「~がうれしかった」。
第3章 アンケート編―「前から感じていた」より、「今日、感じた」。
第4章 応用編―究極の「おいしい」は、「ん~」。
第5章 ブログ編―タイトルは、質問形より「答え形」が読まれる。
第6章 メルマガ編―読者の「困ったこと」を解決するために書く。
著者経歴
中谷 彰浩(なかたに あきひろ)・・・1959年生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。1984年、博報堂に入社し、CMプランナーを務める。1991年、独立、(株)中谷彰宏事務所を設立。著書は、800冊を超す。「中谷塾」を主宰し、全国で、セミナー・ワークショップ活動を展開。2008年からは自社で「中谷塾」ブランドの書籍を刊行。
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