「帝王学ノート」伊藤 肇

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帝王学ノート―混沌の時代を生き抜く

【私の評価】★★★☆☆(74点)


■伊藤 肇(はじめ)さんとは、
 戦後、満州から引き揚げ、新聞記者から
 雑誌「財界」編集長を経て、評論家となった方です。


 安岡正篤(まさひろ)先生や経営者との交流があり、
 経営者としての生き方を説いています。


 昔の日本の経営者はMBAではなく、
 古典を読んだのですね。


・たいていのことは古典のなかにある。
 何千年も経っているのに、人間そのものの根本はたいして
 変わっていない
ということです。(安岡)(p22)


■経営者ともなれば、
 経営手腕だけでなく、
 人事の手腕も問われます。


 もっとも重要な人事は、
 後継者の選別と自分の引退時期でしょう。


 いつの時代も、
 死ぬまで居座る人がいるからこそ、
 引き際が肝心と言われるのでしょう。


・上へ進む時には、自分で一切策動をしない・・・
 また、退く時は、人に相談したら、
 「辞めるな」というにきまっている。
 あくまでも自分で決断して、自分で辞めなければならない(p11)


■私と同じで引用で勝負をしている人だと
 思いました。


 引用だけでも極めればなんとかなる!


 伊藤さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・言葉は八分にとどめて、
 あと二分は、むこうで考えさすがよい。
 わかる者にはいわずともわかる。
 わからぬ者には、いくらいってもわからない。(p70)


・おい、紙幣と金貨とはどう違うかしっているか・・・
 紙幣の千円は日本国内でしか通用しないが、金貨であれば、
 世界中同じ千円の価値で通る。この金貨のように、
 どこでも通用する人間になれ、ということだ(p96)


・企業の老化現象とは何か。
 トップが現状を肯定し、「これでいいんだ」と思った時が、
 老化のはじまりである。
 具体的には安定製品にのみ力を入れはじめた時だ(p232)


・宰相をきめる五つの基準・・・
 ・・浪人をしているときに、どんな連中とつきあっていたか・
 ・・金をもったとき、それを何に使ったか・・・
 ・・高位高官にのぼったとき、どんな人物を挙用するか・・・
 ・・困窮しても、やってはならぬことは断乎としてやらない・・
 ・・貧して貪(どん)せざる人物であるか、どうか(p25)


・会社でも商社でも、これに携わる人々が道義を顧みなくなったら、
 いかなる大企業でも必ず没落する、ということは、
 既に幾多の事例が示している(p78)


・スイスの『アミエルの日記』から、
 先生が特に抜かれたものである。
  心が変われば、態度が変わる。
  態度が変われば、習慣が変わる。
  習慣が変われば、人格が変わる。
  人格が変われば、人生が変わる。(p205)


帝王学ノート―混沌の時代を生き抜く
伊藤 肇
PHP研究所
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【私の評価】★★★☆☆(74点)


■目次

雄の章(語録の効用、絵もまた人なり ほか)
魅の章(木落チ、水尽キ、千崖枯ル、鴎外も筆のあやまり ほか)
師の章(利益は目的か、ウーマン・ビハインド ほか)
訓の章(ヘソで「の」の字を、本を貸すについて ほか)
流の章(喧嘩子路、孔子と子路 ほか)
戒の章(男と女の魅力とは、感動する心 ほか)
徳の章(人生、歌にあり、経営のハングリー精神 ほか)


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