「レバレッジ勉強法」本田 直之
2011/06/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(86点)
要約と感想レビュー
レバレッジとは、小さい努力で大きな効果を目指すことです。どうせ勉強するなら、効果が高いものを選びたいもの。まず、何を勉強するか、から考えましょう。
著者の勉強感は、大人になってから勉強したほうがいいというものです。なぜなら、大人なると勉強すべきことがわかるし、大人になって勉強すると、それは自分の収入と人生の質となって返ってくるからです。
・勉強は、大人になってからやったほうが、レバレッジがききます。(p17)
その次は効率的な勉強法です。勉強法も効果的にしたいのなら、一点集中で同じ参考書、問題集を繰り返しやるのがポイントです。どこに何が書いてあるのかイメージできるくらいにやり込めれば試験くらいならば楽勝でしょう。
著者は一冊の参考書を三回繰り返すことが、合格パターンとなっています。日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザーも、世界遺産もこれで勉強したのでしょう。繰り返せば、人は覚えることができるのです。
・レバレッジ記憶法とは、一冊の参考書を三回繰り返し、記憶しづらいものを抽出し、頭に刷り込む記憶法です。(p123)
最後は、時間の確保です。本田さんは一日の時間割が決まっているとのこと。継続するためには、生活をパターン化することがポイントのようです。学校のようにパターン化された時間割に従って生活することで、効率的な活動ができるのです。学校はあなどれません。
・私は毎日、自分でつくった時間割どおりに生活しています(p92)
本田さんは、世界遺産やワインの勉強もされているとのことです。こうした趣味にも勉強法が活用できるわけで、なんだかうらやましくなりました。先人の知恵を拝借して、効率的に楽しい生活を送られているのがわかりました。
本田さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・面倒くさい、なんとなく気が進まない。・・・私の解決法はシンプルです。「あまり深く考えないこと」(p12)
・「最初から勉強時間をできるだけ多く天引きしよう」としてはいけません。たくさん引こうとしない-これが勉強時間を確保するスケジューリングのコツです(p102)
・使ったことがある単語やフレーズは、「ああ、あの時、彼とこの話をしたな」というエピソードと結びついて記憶に残ります・・・体験に落とし込む(p152)
・ビジネス書にしろ、うまくいった人の話にしろ、自分と似たタイプで、同じ方向の「先人の智恵」を拝借することが肝心です(p73)
・大人の勉強はアウトプットするためのインプット、つまり予習がかかせません。(p84)
【私の評価】★★★★☆(86点)
目次
PROLOGUE 勉強とは「いつか役に立つ」ものではない
1 あなたの「ビジネス偏差値」は?
2 何を勉強するかを決める
3 ラクに勉強できる「仕組み」づくり
4 成果に直結するスケジューリング
5 どんな試験にも受かるテクニック
6 挫折しない英語マスター術
7 最速で情報を「勉強する」法
8 勉強しやすい環境をつくる
著者経歴
本田直之(ほんだ なおゆき)・・・レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役兼CEO。シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQへの上場に導く。現在は、日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、レバレッジマネジメントのアドバイスを行う。日本ファイナンシャルアカデミー取締役、コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティング取締役、米国Global Vision Technology社取締役を兼務。ハワイに拠点を構え、年の半分をハワイで過ごす。サンダーバード国際経営大学院経営学修士(MBA)。明治大学商学部産業経営学科卒。(社)日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー。世界遺産アカデミー正会員
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