「「超」発想法」野口 悠紀雄
2010/06/20公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
■「超」整理法を参考にさせて
もらっている野口さんの一冊です。
野口さんの本の特徴は、
過去の類書を読みこなしたうえで、
野口さんの意見をまとめているところ。
そう言った意味で手堅い、
はずれのない本が多いですね。
■「発想」といったものは、
いきなり妙案が思いつく
ものではありません。
それまで知られていることは、
すべて知っておく必要があるだけでなく、
考え続けることが必要です。
・発想は、既存のアイディアの組み換えで生じる。模倣なくして創造なし。(p28)
■「発想法」の教科書として使える本だと
思いました。
発想というものは、そのことを
考えないと出てこないけれども、
考えすぎてもいけないのです。
野口さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・ニュートンが明確に答えている。彼は「どのようにして万有引力の法則を発見できたのか?」と尋ねられて、「いつもそのことを考えていたから」と答えたのである(p64)
・創造性教育の出発点は、詰め込み教育でなくてはならぬ・・・発想のためには、関連する情報や知識が必要だ(p35)
・アイディアが生まれるのは、インタビュー中に限ったことではない。講義や講演などで一方的に話している最中にも、アイディアを思いつくことがある。もちろん、そうしたアイディアも、メモしている(p192)
「「超」発想法」
【私の評価】★★★★☆(84点)
著者経歴
野口 悠紀雄(のぐち ゆきお)・・・1940年生まれ。1964年大蔵省入省。1972年エール大学留学。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授などを経て、2005年より早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授。
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 40,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|
コメントする