【私の評価】★★★★★(96点)
■書店のお兄さんが、福の神にとり付かれ
試練を克服して成長いく物語です。
ポイントは、福の神は、
良いことばかり運んでくる
わけではないということ。
■本を読む人は減ってきている。
近くに大型の書店ができる。
近くにコンビニができる。
主人公の環境では、
どうみても本の売上が上がる理由は
ありません。
主人公はどうやって
この試練をクリアしていくのでしょう。
■すっかり落ち込む主人公に
福の神は出会いをセットします。
しかし、その出会いを生かせるかどうかは、
主人公しだいなのです。
・人はどうして本屋に来るか分かるかい?
自分の内面を磨きたいからだ。
心の掃除をしたいんじゃよ。(p56)
■親にならないと、親の気持ちはわからない。
上司にならないと、上司の気持ちはわからない。
福の神にならないと、福の神の気持ちはわからないのでしょう。
そこが、この本のポイントです。
ストーリーはあまり話せませんが、
福の神の気持ちになって、
やわらかな気持ちで読むことができました。
・・・・
■古人は、
「士は己を知るもののために死す」
と言いましたが、
私はこの本を読んで「死んでもいい」と思いました。
なぜかといえば、
良い本を紹介したいという主人公と
あまりに私が似ていたから・・・。
私としては99点を付けたいのですが、
普通の人が読めば96点でしょう。
参りました。喜多川さん。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「おまえさんは、おまえさんの人生を使って
何をしようと思っているんだい?」(p104)
・行動のないところに成功も失敗もない。
そして、行動の結果手に入れるものは、
失敗でもなければ、成功でもない。
それは、自分の人生を素晴らしいものにするために
どうしても必要だった経験なんだ(p124)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★★★★(96点)
■著者紹介・・・喜多川 泰(きたがわ やすし)
1970年東京生まれ。
大学卒業後、1998年、横浜に学習塾聡明舎を創立。
生徒の学習意欲を向上させるため研究を続け、執筆活動をはじめる。
他に『君と会えたから・・・』『賢者の書』などがある。
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