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「「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣」喜多川 泰

2008/10/14公開 更新
本のソムリエ
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「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣


【私の評価】★★★★★(96点)


要約と感想レビュー

福の神の役割

書店のお兄さんが福の神にとり付かれ、試練を克服して成長いく物語です。ポイントは、福の神は、良いことばかり運んでくるわけではないということです。


本を読む人は減ってきている。近くに大型の書店ができる。近くにコンビニができる。主人公の環境では、どうみても本の売上が上がる理由はありません。主人公はどうやって、この試練をクリアしていくのでしょうか。


すっかり落ち込む主人公に、福の神は出会いをセットします。しかし、福の神の役割はそこまで。その出会いを生かせるかどうかは、主人公しだいなのです。


人はどうして本屋に来るか分かるかい?自分の内面を磨きたいからだ。心の掃除をしたいんじゃよ。(p56)

福の神の気持ち

親にならないと、親の気持ちはわからない。上司にならないと、上司の気持ちはわからないと言われます。同じように福の神にならないと、福の神の気持ちはわからないのです。そこが、この本のポイントです。ストーリーはあまり話せませんが、福の神の気持ちになって、やわらかな気持ちで読むことができました。


古人は、「士は己を知るもののために死す」と言いましたが、私はこの本を読んで「死んでもいい」と思いました。なぜかといえば、良い本を紹介したいという主人公と、あまりに本のソムリエが似ていたからです。私としては99点を付けたいのですが、普通の人が読めば96点でしょう。参りました。喜多川さん。


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この本で私が共感した名言

・「おまえさんは、おまえさんの人生を使って何をしようと思っているんだい?」(p104)


行動のないところに成功も失敗もない。そして、行動の結果手に入れるものは、失敗でもなければ、成功でもない。それは、自分の人生を素晴らしいものにするためにどうしても必要だった経験なんだ(p124)


▼引用は、この本からです。
「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣


【私の評価】★★★★★(96点)



著者経歴

喜多川 泰(きたがわ やすし)・・・1970年生まれ。東京学芸大学卒業後、1998年横浜市に学習塾「聡明舎」を設立。高校生を中心に英語を教える一方、授業に自己啓発を取り入れるべく研究を続け、執筆活動を開始。


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コメント(5)

『福に憑かれた男』読み終わりました。
すばらしい本でした。
165ページあたりから、涙が眼にたまります。

喜多川さんはまだ、30才台ですよね。
今までに有名な著者
(それなりにおもしろいのですが)
の本を様々な人からいただいて
読ませていただきましたが、
失礼ですが、なるほどとは思うものの、
私への影響力はさほどでもありませんでした。
(私の知能の問題かもしれませんが)

この本に出合えたことこそ奇跡と
感じるぐらいに読ませていただきました。
ありがとうございました。

本のソムエリさん、はじめまして。
RPEの北野さんが推薦される本を読むうちに
読書の楽しさを思い出した30代男です。

北野さん推薦本をあらかた読んでしまい、
いよいよ本のソムエリさんの推薦される本を
読んでみることに。

ソムリエさんのメルマガに登録して1回目の推薦本が
大絶賛されていた「「福」に憑かれた男」喜多川 泰♪でしたので、
これを読んでソムリエさんの実力を測ることに。(失礼な奴ですみません)
2時間も掛からずに読み終え、即座に私がしたことは、
「君と会えたから・・・」喜多川 泰 を注文する事でした(笑)

最高でした。
読書の醍醐味をこれでもかと堪能させていただきました。
是非自分の子供にも読ませたいと思える本でした。
独身ですけど(笑)
ちなみに「福」に憑かれた男の主人公は、私の中では
若いころのソムリエさんに自動変換されていました。
たぶんメルマガ読者さんは皆さんそう思うことでしょう。

なんだか纏まらない長文ですみませんが、
要するに申し上げたいのは
ありがとうございました! 今後ともよろしくお願いします。
です。

本のソムリエさん、はじめまして

トラックバックありがとうございました。

喜多川さん、いいですよね。

今新作の上京物語を読もうと思っていたところでした。

ピックアップされた言葉僕も大好きです

また寄らさせていただきます。

今後とも、いい本をたくさん紹介してくださいね

楽しみにしてます

最近感動した本は、
福に憑かれた男です。

福の神が、いろいろ変化を起こし、
それによって主人公がどんどん苦しくなるけど、
それを乗り越えて本当に自分のやるべきことを見つけていくところがとても興味深く面白かったです。


実際の自分自身に当てはめたとき、
苦しいときは、先の希望が見えなかったりしてしまうのですが、
本当は自分自身が変化し、成長するチャンスなんですね。
そんなことを思い出させてくれる一冊でした。

これからも本の紹介よろしくお願いします。

喜多川 泰さんの本で好きで

できるだけ早く読みたいと思っていたのですが、

なかなか読めずつい一昨日読みました。

期待を裏切らない本でした。


また、読書普及協会の清水克衛さんの講演

昨年・植松 努さんの講演とともに聞き

親しみを一層感じました。

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