「なぜあの人はカリスマがあるのか」中谷 彰宏
2007/08/06公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
要約と感想レビュー
カリスマとは、この本では、できる上司という意味です。中谷さんが出会った、できる上司(リーダー)の特徴を教えてくれます。
できる上司は苦労した経験を持っており、部下はその仕事への取り組み姿勢、考え方を真似しようとします。一種の憧れ、恐れ、畏敬の念が必要なのでしょう。
・カリスマは死にかけた経験がある。・・・国内旅行や海外旅行と同じように、地獄も一回行っておく必要があります・・私にとっては、サラリーマン時代が地獄旅行でした。(p19)
また、人間的にも深さが必要であり、部下の反対をうまく聞き取り、丸め込んで、自分の正しい方針を徹底させなくてはなりません。そのためには、部下が言ったことを「いや・・」と遮るのではなく、まず肯定してから自分の考えをほのめかすという技術も必要なのです。
・「君が言っていることは間違っている」「僕が言っていることは正しい」と言っているとカリスマにはなれません。自分と正反対なことを言われても「それもあるんだよね」と、まず飲み込みます。(p66)
中谷さんの本は、読みやすさが抜群ですので、上司の仕事のヒント集として楽しめると思います。★2つとしました。
この本で私が共感した名言
・声を出すより、アイコンタクト。・・・名前を呼ばないところよりは名前を呼ぶところのほうが高級です。もっと一流になると、名前も呼ばずに「アイコンタクト」で迎えてくれます。(p58)
・自分が提案しているものと違うムリ難題を言われます。・・・そういう時でも、「目からウロコが落ちました」と言うのです。・・・その上司は口ベタで論理性もまったくありませんでしたが、自分の企画は必ず通していました。(p70)
・カリスマは、スピードが速い。・・・スピードが遅い人は、「それはムチャだからやめておこう」と言います。真っ当な意見、正論の中には夢もロマンもありません。(p51)
▼引用は、この本からです。
全日出版 (2003/04/30)
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
著者経歴
中谷 彰浩(なかたに あきひろ)・・・1959年生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。1984年、博報堂に入社し、CMプランナーを務める。1991年、独立、(株)中谷彰宏事務所を設立。著書は、800冊を超す。「中谷塾」を主宰し、全国で、セミナー・ワークショップ活動を展開。2008年からは自社で「中谷塾」ブランドの書籍を刊行。
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