「話し方のバイブル2」江川 ひろし
2007/05/23公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(89点)
●「話し方」の本というと、発声法、緊張しない方法や
視線をどうするといった技術が
書いてある本がほとんどです。
しかし、この本はちがいます。
褒める、挨拶する、感謝する、関心を持つ・・・など、
話し方を切り口に、人間関係の基本を
教えてくれる一冊です。
・まず親に孝養を尽くし、感謝の言葉をいうことです。
感謝の気持ちをもって一日一日を生活できるという人は、
必ず幸せをつかむことができるのです。(p245)
●人は他人と関わっていくとき、
意志を伝えるために「話し」ます。
ですから、「話す」ときの態度、話す内容、話し方で、
相手に伝わる情報も変わるのです。
正しい話し方を学ぶということは、
良い人間関係を作るということにつながります。
・「人間というものはいくら仕事のことばかり一所懸命になっても、
それだけでは成功しない。
多くの人が成功するためにもっと心がけねば
ならない大切なことは、人に可愛がられること、
人に好かれることである。(ベンジャミン・フランクリン)(p18)
●この本では、褒める、相手の価値を認める、
挨拶、笑顔、プラス思考、感謝、聞き上手、厳しさ・・・
といったポイントについて、
江川先生の体験や、事例を紹介しながら、
その大切さを伝えてくれます。
・松下幸之助さん、本田宗一郎さん・・・
それを見逃しては本人のためにならない、
会社のためにならないというひとつの尺度をもち、
愛情をもって叱っているということです。(p182)
●この本を読むことで、江川先生の話し方セミナーを
仮想体験できる内容となっています。
話し方ではなく、生き方のバイブルとしてお勧めします。
★4つとしました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・あるとき、部下のひとりを呼んで一枚の書類を渡し、
「この書類をコピーしてお客様のところへ
お送りしてくれ」と頼んだそうです。・・・
あなたはコピーをしたあと、
そのコピーしたほうを送るだろうか、
それとも原本のほうを送るだろか(p30)
・アメリカのテキサス・インスツルメント社には、
"たとえ30人の中小企業であっても、
三万人の従業員を誇るマンモス企業であっても、
そこに働く一人ひとりの従業員は
傷つきやすい魂と、ささやかな自尊心をもった存在であることに
留意せよ"という訓えがあります。(p56)
・名前を上手に使うと、
人間は大切な金を使うようになります。(p294)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★★★☆(89点)
■著者経歴・・・江川 ひろし(えがわ ひろし)
1929年生まれ。
1953年「日本話し方センター」を設立。
「生き方・話し方教室」を開催。
話し方の教祖と呼ばれる。
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