「金融広告を読め」吉本 佳生

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金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか (光文社新書)

(私の評価:★★★☆☆:75点)


●シ○ィバンクなどの外資系の銀行が参入してきてから、
 「金利2%!(3ヶ月もの)」
 「米ドル定期7%!」などという
 派手な広告を打つ銀行が増えてきました。


 これは、【最初】の3ヶ月だけ金利が
 0.5%つくという商品で、
 年間に直すと2%ですよと言っているだけなのです。


 3ヶ月を過ぎると、
 当然、金利は元に戻ります。


 ・もちろん、1ヵ月もの円定期預金を年率表示のトリックで
  有利なようにみせかけており、「1ヵ月もの」という文字も
  小さくしか書かれていません。(p136)


●つまり、銀行というものは、
 基本的に資金調達も運用先も
 それほど変わりませんので、派手な広告の裏には
 ちゃんと秘密があるわけです。


 例えば、外貨預金では、海外の高金利をPRしていますが、
 しっかりと銀行は為替手数料を稼ぐのが
 狙いだったりします。


 特に普通の銀行の為替手数料は、
 往復2円くらいと異常に高いので、
 短期では、利子が為替手数料より安いなど
 笑えないこともあります。


 (私は、外貨預金は為替手数料の安いソニーバンクを使っています。)


 ・特に注意すべき箇所・・・「
  円現金あるいは円預金口座から外貨定期預金を
  お始めいただいたときに・・・適用されます」・・・
  と「円から外貨に交換する際には、
  所定の手数料がかかります」の部分です。(p79)


●投資信託については、短期での売買を考えるならべつですが、
 長期保有を考えるなら、毎年取られる信託報酬の小さいものを
 選びましょう。


(私は、TOPIXを積み立てています。)


 ・信託報酬が年率1%を超える投資信託を買うと、
  よほどうまく運用してくれるのでなければ、
  コスト負担が大きすぎて、リスクの割りに
  不利なリターンしか得られないと覚悟すべきです(p376)


●やや読みにくい本ですが、
 投資信託、、外貨預金など金融商品を買おうと思うけど
 ポイントがわからないという人には必須の一冊でしょう。


 401kなど年金も自己責任で運用する時代が来ています。
 金融商品に不安な方にお勧めの一冊として★3つとしました。


金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか
吉本 佳生
光文社 (2005/05/17)
売り上げランキング: 1,586
おすすめ度の平均: 4.38
5 ボーナスシーズンです。「資産運用」にとってとても大切なことが記されています。
5 銀行に行く前にこれを読め!
4 会社に確定拠出年金制度が導入された「にわか投資家」のあなたへ

(私の評価:★★★☆☆:75点)



■著者紹介・・・吉本 佳生

 1963年生まれ。大学卒業後、銀行勤務を経て、
 名古屋市立大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。
 大学や企業研修などで、金融、経済、ファイナンスなどの講義を行う。


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