「夢はかなうきっとかなう―北原流元気のでる処方せん」北原 照久
2006/01/03公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(85点)
要約と感想レビュー
そういえば、大学生のころ、雑誌のデートコースとして「横浜ブリキのおもちゃ博物館」が紹介されていた記憶があります。確か「ポパイ」という雑誌だったと思いますが、このおもちゃ博物館を作ったのが、北原さんなのです。
テレビの「開運!なんでも鑑定団」でもお馴染みですので、お金持ちなんだろうな~と思っていたのですが、さにあらず。独立当初はかなり苦労したようです。
・自分の会社を設立した当初私は「人脈、ノウハウ、お金がない」のないないずくしでした。そんな厳しい状況にもくじけなかったのは、『原宿ゴールドラッシュ』という座右の書があったからです。(p30)
家族でスポーツ店を経営する一人のおもちゃコレクターが、38歳にして「おもちゃの博物館を作りたい」という夢を持って独立したというわけです。
この本では、私のツキの十箇条、私の三感王など、北原さんが日ごろ実践している成功の秘訣を紹介しています。(多分、講演で話しているネタなのでしょう)
・ツイている人と付き合う・・・私はそのツキのある方の傍らに身を置いて、ちょっとしたことを学ばせていただくだけで、自分にもツキがやってきたことを、今までに何度も体験しています。(p24)
この本を私が鑑定した結果、・・・・「2500円」となりました。この内容が1500円で買えるのですから、★4つとします。
この本で私が共感した名言
・「おもちゃの博物館を作りたい」そんな、ほとんどの人が捨ててしまう物でできるわけがない。・・・友人たちといつもこんな話をしていた二十代、三十代のころ、私は自分の夢を語るのが人一倍好きだったように思います。(p3)
・人に言われる前に喜んでやる。現実にはなかなか難しいことかも知れません。しかし、人が見ていないところで何かを実行していると、きっとどこかで誰かが目を留めてくれるはずです。あなたの評価はいつしか跳ね上がるのです。(p17)
・人間覚悟を決めると、時として八方ふさがりと思える状況も、不思議と苦にならないものです。私の場合、とにかく自分で運命を切り開くという夢に向かっていたため、苦労と苦労とは思わず、毎日が楽しくてしょうがありませんでした。(p39)
・母はどんなに暇でも、お客さんに対して「ヒマだ」とは絶対に口にしませんでした。どんなに売り上げが厳しくとも、「儲かっているわよ」と自信満々で答えていたのです。(p85)
【私の評価】★★★★☆(85点)
著者経歴
北原 照久(きたはら てるひさ)・・・1948年生まれ。トイズ代表取締役。横浜ブリキのおもちゃ博物館、機械じかけのおもちゃ館、箱根おもちゃ博物館、北原コレクション館長。オーストリアへのスキー留学で、古いものへの愛着を持ち、個人で骨董品を集め始める。おもちゃの博物館を作りたいとの一念で36歳で独立を決断。ブリキのおもちゃコレクションの第一人者として世界的に知られる。
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