「「社長」になりたい君へ―起業家を志す人への応援歌」西川 清
2006/01/04公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
●今では普通に町で見かける無人駐車場ですが、
この無人駐車場を販売・製造してきたのが
著者の西川社長です。
西川社長は大学卒業後、
就職した会社に九年間働いた後で独立。
独立後は、それまで車関係の仕事をしていたこともあり、
駐車禁止プレートを販売して、
営業マンを二人雇うまでになります。
●そして、看板の営業先の駐車場で、
運命の機械と出会います。
その機械は、『パークロック』という
無人駐車管理装置です。
●これは売れる!西川社長はそう直感し、
すぐさま、製造元に出向き、
苦労の末、『パークロック』の販売権を手に入れます。
実は『パークロック』は販売不振で、
製造元も困っていたのです。
●西川社長はそれまで、駐車禁止プレートを売っていたので、
不法駐車が多いところは把握しています。
まず、非常に不法駐車が多い病院に売り込みました。
検討段階で値段が高いということになり、リース方式とします。
一日のリース料が130円。駐車料金は1時間100円ですから
一日に700円~800円程度の利益がでます!
●こうして無料駐車場のビジネスモデルを確立したパーク24は、
現在では500億円規模の事業となっています。
2000年に一部上場し、業績は上向きのようで、
西川社長の息子さんが代表取締役となっています。
・経営者は常に不安を感じていなければならないということである。
・・・明日にでも倒産するかもしれないという危機感を持って、
経営しなければいけない。(p103)
●ベンチャーの成功事例として参考となるところがありました。
★2つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・気配りができない人は出世しない(p33)
・では、差をつけるためのほんのわずかな努力とはどんなこと
なのか。まずは、自分の仕事に自信と熱意を持って取り組む
姿勢である。(p44)
・器が小さい会社で我慢している必要はない。ただし、安易な
気持ちでの転職や独立はうまくいかない。その人の持っている
資質というものがある。分不相応なこおとをやってはいけない。
また、組織の力を利用した方が得である。(p58)
・ツケは必ず回ってくる。前半バカなことをやっていて人生を
楽しもうと思っていると、あとからちゃんとそのツケが回ってくる。
だから、全てにおいて手を抜いてはいけない。(p60)
出版文化社
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
●著者経歴・・・西川 清
大学卒業後、62年日本ドライブイット入社。71年退社し、
西川商会設立。85年パーク24設立。92年タイムズ24設立。
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