【書評】「「行動できない自分」を、勝手に変えてしまうスゴイ方法 」石田和靖
2019/07/22公開 更新

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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
要約と感想レビュー
海外とのビジネスを学ぶ
「越境会」という海外とのビジネスを学ぶ会を主宰する石田さんの一冊です。石田さんは会計事務所に在職中に、日本車を輸出する外国人をサポートするようになり海外に目覚めたようです。
日本に住んでいる外国人はほとんど親日家であり、彼らの世界観から学ぶことが多いというのです。実際、その人脈からドバイに行き、アゼルバイジャン、スーダン、サウジアラビア、ナイジェリア、エジプトなど今後発展が期待できる国を訪問したという。
ドバイには、中東アフリカ地域を中心とした世界のバイヤーが集まり始めた・・・宗主国であるイギリス流の法律と制度が完備され、なおかつフリーゾーンでは外国企業は50年間無税というインセンティブまで与えられた(p72)
何事もやってみなければわからない
著者が言いたいことは、何事もやってみなければわからないということです。マスコミの情報もシロウトが一部分を切り取ったものが多く、本質を伝えるものは少ない。だったらまず自分で飛び込んでみて感じ、学び、人脈を広げることが第一歩ということなのでしょう。
実際、エジプトに行ってみると、人口1億人のエジプトの約1割が「ニューリッチ」と呼ばれる資産家だという。そしてそのニューリッチの6割が30代以下の若者だというのです。
そもそも動かないと「何がわからないのかが、わからない」のだ(p178)
海外市場を紹介する展示会やツアー
海外市場を紹介する展示会やツアー、海外での日本文化紹介の展示などを手がけているようです。これまで商社が行ってきたことを情報インフラの整備によって誰でもできる時代になっているということなのでしょう。
詳しくは越境会で、ということのようです。石田さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・外国人から見た日本は、驚くほど評価が高い・・・世界から日本を見る目線・・(p30)
・彼らは日本の中古車を世界中に販売していた。日本の中古車は品質が高い・・・手入れがよければ、50万キロでも100万キロでも走ることができる(p61)
・いま日本で暮らしているクルド民族は2000人弱で、その多くは埼玉県蕨(わらび)市に住んでいる(p113)
・留学の効果というのは、異文化を知るという多様性に加え、行動力や決断力を身につけられることだ(p183)
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
目次
第1章 前提を疑え
第2章 世界を、見てみろ
第3章 ビビるな、だいたいうまくいく
第4章 リミッターを解除しろ
第5章 5年後じゃ遅い。いまでしょ!
著者経歴
石田和靖(いしだ かずやす)・・・株式会社ザ・スリービー 代表取締役。越境3.0主宰。越境会会長。WITV総合プロデューサー。昭和46年東京生まれ。東京経済大学中退後、会計事務所に勤務し、中東~東南アジアエリアの外国人経営者の法人を担当。駐日外国人経営者への財務コンサルティングを多くおこなってきた。2003 年に会計事務所から独立し、(株)ザ・スリービーを設立。アゼルバイジャン、中国、スーダン、モンゴル、アイスランド、香港、タイ、UAE、サウジアラビア、ナイジェリアなど、約50カ国以上を訪問し、各国政府や企業などと直接情報交換を交わす。2009年、世界経済の情報発信基地「ワールドインベスターズカフェ」を六本木にオープン。同店特設スタジオにて、生放送ウェブ番組を配信。HISとコラボで、付加価値の高い大人のためのビジネス視察旅行を、これまでに数十回開催。その後、世界に羽ばたく人たちのためのクロスボーダーコミュニティ「越境会」を発足、会長に就任。会員数は2000名を超える。2017年、アゼルバイジャン共和国で、日本人初の日本商品展示市であるJAPAN EXPOを主催。1万人を超えるアゼルバイジャン人が詰めかける。今年は、自身初となるオンラインサロン「越境3.0」を開講。
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