「カテゴリーキング Airbnb、Google、Uberはなぜ世界のトップに立てたのか 」アル・ラマダン他
2017/10/01公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(64点)
■カテゴリーキングとは、
新しいカテゴリーを作り、
ナンバーワンとなる商品です。
新しいものを発明するというのではなく、
スタンダードとなる製品が
カテゴリーキングです。
この本では、Airbnb、Google、Uber、
キリンフリー、キリスト教、テスラなどを
挙げています。
■コンサルティング会社がこうした
イノベーションを起こした製品を
カテゴリーキングと呼んでいるのですね。
カテゴリーキングという名称を
デザインしたのですね。
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・キリンは発酵工程をやめるという大胆な発想をし、
その代わり発酵工程で生まれるビールらしさを
実現するための諸々の技術開発を行い、
キリンフリーの製品化にこぎつけた(p8)
・バースアイは、地元のイヌイットたちが
捕まえた魚を氷の上に置くと、魚がまたたくまに凍り、
風味や肉質が失われないことを知った・・
野菜も同じように冷凍できることにも気づいた。
そして、この新しいカテゴリーの製品を
製造販売する会社・・を起こす(p24)
・ロンドンでは、ウーバーに抗議するために
タクシードライバーたちがストライキを実行した。
すると、ストのせいでタクシーが使えない利用者が
ウーバーに殺到する。結果として、ウーバーの
登録者はストライキ前の八倍に増えた(p28)
・フェイスブックは最初のソーシャルネットワーク
ではなかった。最初の電気自動車をつくったのは
テスラではない。しかし、ここに挙げた企業は
既存のものとは違う何かをつくることで、
消費者を魅了するカテゴリーを打ち立て、
彼らに自分たちの製品を欲しいと
思わせることに成功した(p56)
・西暦37年から67年:使徒パウロは当時の
文明社会を巡り歩き、市場を整備し、
イエスキリストの愛と赦しの教えにもとずく
宗教の新しいカテゴリーをデザインした(p100)
・1776年:アメリカ大陸でイギリスの植民地が
独立宣言に署名し、民主と平等を基礎とした
国家という新カテゴリーをデザインした(p100)
・勇気のない者はカテゴリーデザインができない。
本質的に、カテゴリーデザインとは未知の領域へ
飛び込むことを意味している(p126)
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【私の評価】★★☆☆☆(64点)
■目次
第一部 カテゴリーキングの経済
第1章 創造の勝利
第2章 あらたな戦略としてのカテゴリー
第3章 カテゴリーデザインの教え
第二部 カテゴリーキングのプレイブック
第4章 スタート:カテゴリーの見つけ方
第5章 戦略:ポイント・オブ・ビューの力
第6章 モビライゼーション:困難を吹き飛ばせ
第7章 マーケティング:海賊による侵略を歓迎する市場の形成
第三部 カテゴリーキングであり続ける
第8章 フライホイール:カテゴリーキングから伝説のキングへ
第9章 企業:カテゴリーを創造しつづける方法
第10章 個人のプレイ・ビガー