「若松英輔エッセイ集 悲しみの秘義」若松英輔
2017/09/30公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(66点)
■暗い。
悲しみをどう受け止めるか、
先人の例を示している。
人は孤独なのである。
■そんなに暗いことを
考えなくてもいいんではないか。
人生の明るい面を見て
生きていけばいいではないか。
そうできない人の詩だと
思いました。
若松さん
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・生きるとは、人生とは何かを問うことではなく、
人生からの問いに答えることだと
『夜と霧』の著者
ヴィクトール・フランクルは言った(p5)
・祈ることと、願うことは違う。
願うとは、自らが欲することを
何者かに訴えることだが、
祈るとは、むしろ、その何者かの声を
聞くことのように思われる(p4)
・あなたに出会えてよかったと伝える
ことから始めてみる・・
ただ、心のなかでそう語りかけるだけで、
何かが変わり始めるのを感じるだろう(p12)
・内なる詩人はこう語る。
見えないから不確かなのではない。
見えないからこそ、いっそう確かなのだ(p17)
・人生の意味は、生きてみなくては分からない。
素朴なことだが、私たちはしばしば、
このことを忘れ、頭だけで考え、
ときには絶望してはいないだろうか(p56)
・生まれるとは、滅びに向かって進むことであり、
出会いは別れの始まりだというのである(p122)
・思いを書くのが難しいと
感じられるなら、印象に残った言葉を
書き写すだけでもよい(p145)
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【私の評価】★★☆☆☆(66点)
■目次
悲しみの秘義
見えないことの確かさ
低くて濃密な場所
底知れぬ「無知」
眠れない夜の対話
彼方の世界へ届く歌
勇気とは何か
原氏喜の小さな手帳
師について
覚悟の発見