「生きていくうえで、かけがえのないこと」若松 英輔

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生きていくうえで、かけがえのないこと

【私の評価】★★☆☆☆(68点)


■20個のテーマについて、
 二人の作家がエッセイを書くという
 企画です。


 吉村さんは芥川賞作家、
 若松さんは元三田文学編集長です。


 こちらの若松さんは、
 編集者だけあって、
 引用が多い印象です。


・本当に愛することは相手の短所と向き合うことであり、
 たとえ誰かを憎むことがあってもその長所に
 目を閉ざすことがあってはならない(p115)


■読んでいて真面目な印象ですね。


 生きる、死ぬ。
 それが人間です。
 答えは人それぞれなのでしょう。


 若松さん
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・人は、肉体を維持するために食物を食べる。
 だが同様に私たちの魂は、言葉を食べている・・
 言葉を心の糧にする、という表現もある。
 言葉を味わう、言葉を噛みしめる、
 という場合もある(p15)


・書物との邂逅は、人との出会いに似ている。
 時が熟していないと、言葉を交わす程度の
 接点はあっても出会いと呼ぶべき出来事にはならない。
 しかし、茫然と待っていれば出会いは
 向こうからやってくる、というわけでもない(p58)


・人は、分かっていると思っていることを
 懸命には探求しないものである。
 だから、真剣に何かを極めようと思えば、
 自分をつねに無知の場所に
 置かなくてはならない(p62)


・今に生きることなく過去、あるいは
 未来どちらかに大きく傾いている状態を 
 不幸と呼ぶのかもしれない(p74)


・私たちは、金銭がなくては生きていけない・・・
 だが、ほとんどのものはお金では買えない・・・
 どんなにお金をもっていたとしても
 死を避けることは誰にもできない(p81)


・人間は、働くことによって
 自らの生の在り方を模索する。
 そして、自身にとっての社会を生みだす・・
 働くとは自己を見つめ、
 他者と交わりながら、
 魂と呼ばれる不死なる実在に
 ふれることである(p83)


・もし、人生の一語を書物に見つけることができないなら、
 自分の手で書けばよい。
 人は誰も自らの人生の危機を救うに十分な言葉を
 心の奥に宿しつつ、この世に生を受けている(p120)


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【私の評価】★★☆☆☆(68点)


■目次

眠る
食べる
出す
休む
書く
ふれる
悲しむ
喜ぶ
嘆く
老いる
読む
見る
聞く
ときめく
忘れる
働く
癒す
愛する
耐える
念ずる
待つ
憎む
見つめる
壊す



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