「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」マーカス バッキンガム ドナルド・O. クリフトン
2006/01/01公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
要約と感想レビュー
人には強みと弱点があります。それが一人ひとりの個性となっています。つまり、優秀な人とか落ちこぼれというものは存在せず、性格や特性が違うだけなのです。もし、地道な人が、想像力を求められる仕事をしていてもいい仕事はできないでしょう。
また、だれにでも弱点はあるのであり、弱点をうまく避けるのですが必要がありますが、弱点を克服しようと努力することもときには必要だが、結局のところ、失敗を回避する助けにしかならず、すぐれた成果を収める助けにはならないのです。
・強みを活かし、弱点と折り合いをつける(p32)
だからこそ、自分の強みを知り、強みに焦点を当てるべきなのです。弱点に時間をつかっていても、失敗が減るだけで、成果は生まれません。例えばウォーレン・バフェットは、私は毎日朝から晩までこの世で一番好きなことをしている。ただそれだけのことと言っているのです。
この本では、34の資質を説明したうえで、ネットで自分の強みを分析することができます。例えば、「習得の速さ」や「やっているときの満足感」などが才能を探る一つの目安になるという。34という資質は多すぎるように感じましたが、自分にどういった資質があるのか考えることが大切なのでしょう。
自分の強みの存在を教えてくれる本だから売れているようです。バッキンガムさん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・<分析思考>を強みとする人たちの声・・・私は何かを主張するときには、その主張の正当性を裏づける事実や論理的思考を必ず求める人間です(p166)
・野球の試合で1000回打席に立ち、270本しかヒットを打てない選手は二流である。これが320本(さらに50本)打てると一流選手の仲間入りができる・・・トッププロと並みの選手の差もほんのわずかなものだ(p196)
・人間の精神の奥底には、尊敬に値する人間として認められたいという非常に強い欲望があり、自らを危険にさらしてでもその欲望を満たそうとする(p332)
▼引用は下記の書籍からです。
日本経済新聞出版社
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
目次
第I部 強みを解剖する
第1章 強固な人生を築く
第2章 強みを築く
第II部 強みの源泉を探る
第3章 強みを見つける
第4章 34の強み
第III部 強みをビジネスに活かす
第5章 疑問を解く
第6章 強みを活用する
第7章 強みを土台にした企業を築く
著者経歴
マーカス・バッキンガム(Marcus Buckingham)・・・ギャラップ・オーガニゼーション副社長。同社のメイン・スピーカーであり、「CNNインターナショナル」、CNBCの「パワーランチ」、NPRの「モーニング・エディション」など多数の番組に出演。妻のジェーンとともにニューヨーク在住
ドナルド・O.・クリフトン(Donald O.Clifton)・・・ギャラップ・オーガニゼーションの前会長。現在は、ギャラップ・インターナショナル・リサーチ・アンド・エデュケーション・センター会長。ストレングス・ファインダーで紹介される「34の資質プロフィール」において設計の総指揮をとる。ネブラスカ州、リンカーン在住
才能関係書籍
「世界一やさしい「才能」の見つけ方 一生ものの自信が手に入る自己理解メソッド」八木 仁平
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」
「プチクリ!―好き=才能!」岡田 斗司夫
「斎藤一人 神的(かみてき)な生き方」みっちゃん先生
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