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「プチクリ!―好き=才能!」岡田 斗司夫

2008/03/12公開 更新
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プチクリ!―好き=才能!


【私の評価】★★★☆☆(78点)


要約と感想レビュー

「プチクリ」とは、「プチ・クリエーター」つまり、ちょっとクリエーターという意味です。音楽、楽器、歌、絵、マンガ、小説、俳句、茶道、踊り、習字、写真・・・自分の好きなことを 表現するのがクリエーターです。


著者の岡田さんのお勧めは、自分の肩書を決めてしまうことです。自分は画家だ、自分は芸術家だ、自分は「本のソムリエ」だと断言してしまうのです。つまり、プチ・クリエイター(プチ・クリ)になる。好きでやっているし、だれにも迷惑をかけるわけでもないのです。


・思い切って自分で言うべきなのです。・・・たった今から『自分はマンガ家だ』『自分は小説家だ』と言っても、何の問題もないでしょう?(p129)


そして、「プチクリ」はプロである必要はありません。自分が好きなだけ、好きな形で活動するのです。実はプロになると、仕事としてお金をもらっているので、いやでもやらなくてはならなくなって大変な面があります。その点、プロでなければ、仕事もいやなら断ればいいし、自分で仕事を選んで楽しいことだけしていればいいのです。


だから、まず「自分が好きなこと」「興味のあること」「大切にしていること」「こだわりを持っていること」「お気に入り」「ナイショの趣味」などを紙に書いていきましょう。書いているうちに、何かがひらめくのです。そしてやってみればいいのです。作家のスティーブン・キングは、「才能というのは、研いでいないナイフのようなものだ」と言っています。大事なことは、ナイフを研ぐこと。作家なら毎日書けばよいのです。


・「プロはつまらない」・・・スケジュールは殺人的な忙しさ。削られる睡眠時間。いい加減で身体に悪い食事。ゼロに近い自分の時間・・・(p37)


続けることがすごい力になる。好きだから続けることができる。この法則は( 強力 )です。だから著者は、好きだと思える分だけ、やってください。やり続けた分だけ、自分が楽しい分だけ才能は増えていくと主張しているのです。このメルマガも「プチクリ」かな・・・などと思いながら、★3つとしました。


この本で私が共感した名言

・プロの道は険しいけど、やりがいがある。そんなのはウソです。・・・プロよりも、もっともっと、楽しそうにクリエイティブしている人が、身近にいませんか?(p13)


・プロになんかならなくても、プチクリのままで楽しい。プチクリたちは、いつもサークルの人気者です。(p31)


・興味がない=才能がない(p52)


・経営を安定させて、従業員やスタッフに毎日かならず給料を支払うこと。それがプロ社長の仕事なんですね。・・・情熱を持てなくなってしまった。(p177)


▼引用は、この本からです。
プチクリ!―好き=才能!
岡田 斗司夫
幻冬舎
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【私の評価】★★★☆☆(78点)


著者経歴

第1章 プチクリにチャレンジしてみませんか?
第2章 あなたの才能見つけます
第3章 表現するのがプチクリです
第4章 表現力を伸ばそう
第5章 これが私のプチクリ道



著者経歴

岡田 斗司夫(おかだ としお)・・・1958年生まれ。(株)オタキング代表。1985年アニメ製作会社ガイナックスを設立。1992年退社後、東京大学でオタク文化論ゼミを開講。著書多数。


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「世界一やさしい「才能」の見つけ方 一生ものの自信が手に入る自己理解メソッド」八木 仁平
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」
「プチクリ!―好き=才能!」岡田 斗司夫
「斎藤一人 神的(かみてき)な生き方」みっちゃん先生


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