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「いつまでもデブと思うなよ」岡田 斗司夫

2008/05/19公開 更新
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「いつまでもデブと思うなよ」岡田 斗司夫


【私の評価】★★★★☆(84点)


要約と感想レビュー

 著者は1年間で50kgを減量しました。ダイエットしたわけではなく、単に「食事を記録」しただけです。


 本書で紹介する方法は、1 記録 2 カロリー計算 3 体の声を聞く・・・と、段階があるのですが、1の記録だけでもだいぶ痩せるようです。この記録するだけで痩せるということが、記録の大切なところなのでしょう。


・まさか記録するだけでダイエットになるとは夢にも思わず、ただひたすら食事メモをとり続けていた。当時の私は「やせたい」ではなく、「なぜ私は太っているのか?」という疑問の答えが知りたかった(p94)


 結果には原因があり、記録することで、結果を直視することにより、原因に対してフィードバックができるのです。広告の反応率を測定するだけでマーケッティングのプロになれると言った人がいましたが、同じ法則と思いました。


 企業であれば、KPI(Key Performance Indicators)「重要業績評価指標」を決めて管理しますが、適切なKPIを決めておけば、自然と業績が良くなるというのも同じ仕組みなのでしょう。


 ダイエットだけでなく、人生のすべてに応用可能な方法だと思います。本の評価としては、星4つとしました。


この本で私が共感した名言

・カロリー制限というと、なんだか「貧しい食生活」というイメージがある。とんでもない!実はその逆だ。・・・あなたがするのは、この「王族のような食事」だ。(p126)


・人間の体はちょっと食べただけでは太らないし、ちょっと食べないだけではやせはしない。あなたがいままで太っていたとすれば、それは体がバランスをとれないほどたくさん食べること、つまり「太る努力」を続けていたから(p146)


・問題は、その努力が一~三ヶ月しか続かないことだ。(p14)


・低カロリーでおいしく食べられるものを、いかに多く手駒として持っているか。これが勝負を分けると思う。(p133)


▼引用は、この本からです。
「いつまでもデブと思うなよ」岡田 斗司夫


【私の評価】★★★★☆(84点)



目次

序章 一年で五〇キロやせたよ
第1章 「見た目主義社会」の到来
第2章 ダイエット手段の格付け
第3章 助走・太る理由
第4章 離陸・カロリーを計算してみる
第5章 上昇・カロリーを制御する
第6章 巡航・いろいろやってみる
第7章 再加速・体の声を聞く
第8章 軌道到達・ダイエットの終わり
終章 月面着陸・ダイエットは究極の投資である


著者経歴

 岡田 斗司夫(おかだ としお)・・・1958年生まれ。(株)オタキング代表。1985年アニメ製作会社ガイナックスを設立。1992年退社後、東京大学でオタク文化論ゼミを開講。著書多数。


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この著者の本


コメント(1)

私もダイエットに挑戦し、

30キロ近く落としましたが、

読むごとにうなづけます。

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