【書評】「続ける技術」石田 淳
2008/03/11公開 更新

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【私の評価】★★★★☆(80点)
要約と感想レビュー
石田さんの継続する技術をまとめた一冊です。内容としては、非常にシンプルで、先人が言っていることとあまり変わりません。
まず、やりたい行動を決め、いつ、どの程度やるかを具体的に決めます。紙に書き出すのが、ベストです。
行動コミットメント(契約書)を作ろう・・・ターゲット行動をいつ行うかを決めてください。朝なのか、夜なのか、昼休みなのか(p120)
次に、行動を起こしやすい環境を作ります。ジョギングなら、ウェアをすぐ着られるように準備します。
もう一つは、それを邪魔するものを排除することです。ジョギングよりテレビを見てしまう人は、テレビを排除しましょう。
「ジョギングをする」という行動を続けたい人は、たとえばトレーニングウェアをすぐ着られる状態にしておきます。(p77)
そして、行動を記録します。グラフ化して、「見える化」することが大切です。さらに、それを公開すると実施率が高まるようです。
ラストゴールとスモールゴールを設定したら、これを公開します。ゴールと現在の状況を公にし、途中でやめられないように自分を追い込むのです。(p108)
「目標の数値化、環境整備、見える化」と、このように見てみると、トヨタの方法と同じですね。
目標達成の本質があると思いました。★4つとします。
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この本で私が共感した名言
・人間は、本人がメリットを感じないと行動しないものです。・・・メリットとは、平たく言えば「ごほうび」です。・・・ジョギングのあとで冷たい飲み物を飲む(p82)
・誰かに手助けしてもらうのも有効です。・・・なわとびが終わったら奥さんにほめてもらう。・・・ブログやMixiでダイエットの経過を公開する、ということも、実は同じなのです。(p133)
・Dさんが提案したのは、毎日20分かけて部屋を整頓すること・・・夫の発案でポイントカードを作ることにしました。家族それぞれが持っておき、仕事をするたびにシールを貼っていくのです。「カードが一杯になったら外食だ。(p151)
【私の評価】★★★★☆(80点)
目次
第1章 あ~あ、やっぱり続かない...
第2章 「続かない理由」はここにある
第3章 行動に着目すれば、物事は簡単に継続できる!
第4章 ステップで解説!続ける技術を身につけよう!
第5章 続けるためのちょっとしたコツ
第6章 行動科学で続けられた!―第1章の登場人物たちは
著者経歴
石田 淳(いしだ じゅん)・・・(株)ウィルPMインターナショナル代表取締役社長。(株)ウィルエデュケイトスクール代表取締役社長。行動科学マネジメント研究所所長。ADIジャパン代表。1998年退職し、学習塾の経営を開始する。人間の行動科学を米国のADI社に学ぶ。5年で直営90教室を開校。行動科学を社内マネジメントと教育システムに導入し、成果を出している。
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