「すごい「実行力」」石田 淳
2008/01/13公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(86点)
要約と感想レビュー
■なりたい自分になるための行動を起こさせる
( 技術 )を教えてくれる一冊です。
内容としては、よく知られている内容ですが、
シンプルに体系化してわかりやすくしているところが、
素晴らしいと思いました。
■まずは目標設定、動機づけです。
お金が欲しいといった短絡的な目標よりも、
お金で車が買いたい、グアムに行きたいなど
より具体的なイメージできる目標を
掲げるのがポイントです。
できれば、
『人生を変えるような良い本を紹介する』
のような、より社会的に意義のある目標を
掲げると使命感が高まります。
・「仕事の能率を上げたい」場合、「家族との時間を確保したい。そのために、仕事の効率をもっと上げたい」、これが、動機づけの条件です。・・・「収入を増やしたい」なら、「以前から欲しかった車を購入したい。(p36)
■そして、目標へ向けた行動を強化するのが、
( ごほうび )です。
朝5時に起きたら1ポイントといった
「ポイント付与法」や、
中間目標達成で"外食"できるといった
「馬にニンジン法」などがあります。
できればグラフ化して
壁にでも貼り付けると
効果倍増ですね。
・行動するたびに称賛やごほうびを与えていると、それ自体が次の動機づけ条件となります。グラフも同じで、行動データの動きを眺めることが一種のごほうびとなり、動機づけ条件として作用しています。(p45)
■ということで、メルマガを書く時間を作業別に分割して、
それぞれの作業時間を記録し、
グラフ化することにしました。
これでメルマガ作成時間が
短縮されるでしょうか?
■自分で自分に必要なことをやらせる技術としては、
この一冊で十分でしょう。
本のソムリエも利用している技術ということで、
★4つとしました。
この本で私が共感した名言
・「実行力」をつけるには、大きく分けて三つの方法があります。
1 行動の動機づけ条件をつくる。
2 行動を測定する。
3 行動を妨げるものを排除する。(p30)
・休憩・・・この習慣を断ち切るには、・・・やるべき業務を四つに区分し「四分の一終わるごとに三十分休む」といったルールをつくるといいでしょう。・・・むしろ休憩を肯定的にとらえ、ごほうびの一種と位置づけてしまいましょう。(p73)
・「一日単位で成長する自分」を実感してみよう。グラフにはさまざまな効用があります。(p80)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★★☆(86点)
著者経歴
石田 淳(いしだ じゅん)・・・(株)ウィルPMインターナショナル代表取締役社長。(株)ウィルエデュケイトスクール代表取締役社長。行動科学マネジメント研究所所長。ADIジャパン代表。1998年退職し、学習塾の経営を開始する。人間の行動科学を米国のADI社に学ぶ。5年で直営90教室を開校。行動科学を社内マネジメントと教育システムに導入し、成果を出している。
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行動を決定するのに科学がある、
勉強不足で恥ずかしいのですが、初めて知りました。
なかなか実行に移せず、
また実行しても長続きしない私にとって
かなりの衝撃でした。