「スリッパの法則―プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方 」藤野英人
2004/11/30公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
藤野英人さんはカリスマ・ファンドマネジャーと呼ばれることがあるそうですが、まずもって投資への考え方に好感を持ちました。この本では、会社の発展法則、転落法則が書いてありますが、ほとんどはそうだろうね、と思うものでした。
例えば、優秀な経営者の多くはメモ魔であるというのは事実でしょう。社長室が豪華な会社は、本業の大切なところにお金をかけていない可能性があり、合理的な法則だと思います。
・社長室の豪華さとその会社の成長性は反比例する。(p66)
「相談役のいる会社は成長性が少ない」という法則もあります。あなたの会社にも相談役がいませんか?相談役とは、通常取締役ではありませんので、名誉職なはずなのに、人事権を持っていたりします。そういう不要な口を挟む人がいると、経営の自由度が下がるのかもしれませんね。
なかなか納得の内容でした。私も投資するときには、この本を参考にしたいと思います。
この本で私が共感した名言
・会社の人たちは額に汗して働いています。ですから、投資はそういった人を応援しようという行為なのです。(p23)
・自分でその会社のサービスを受けて 満足したら投資価値がある。(p175)
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
目次
序章 ファンドマネージャーだからわかる会社の真の姿
第1章 社長の性格や人格で決まる会社の運命
第2章 要注意!会社を滅ぼす危ない社長
第3章 ダメな会社、こんなところに落とし穴!
第4章 よい会社と悪い会社の分かれ道
第5章 常識にとらわれると判断を間違える
著者経歴
藤野 英人(ふじの ひでと)・・・投資家、ファンドマネージャー。1966年富山県生まれ。早稲田大学卒業後、野村證券、JPモルガン、ゴールドマン・サックス系の資産運用会社を経て、2003年にレオス・キャピタルワークスを創業。取締役・最高運用責任者(CIO)として、成長する日本株に投資する「ひふみ投信」を運用し、高パフォーマンスを上げ続けている。
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